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京都市の教員採用試験、加点制度を複数新設…出願5/8まで

 京都市教育委員会は2023年4月3日、2024年度(令和6年度)京都市立学校教員採用選考試験の実施要項と大学・大学院推薦実施要項・募集案内について公表した。願書受付は5月8日正午まで、電子申請にて受け付ける。

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 京都市教育委員会は2023年4月3日、2024年度(令和6年度)京都市立学校教員採用選考試験の実施要項と大学・大学院推薦実施要項・募集案内について公表した。願書受付は5月8日正午まで、電子申請にて受け付ける。

 2024年度の京都市立学校教員採用選考試験では、新たに小学校教諭志願者における中学校または高等学校の普通免許状取得・取得見込者(数学・理科・保健体育・英語)と、公認心理師、臨床心理士、社会福祉士、精神保健福祉士の資格所有者への加点制度を新設。加点制度を複数新設することにともない、第1次試験免除等の特例との併用が可能となった。

 また、フロンティア特別選考(英語コース)における出願要件を「CEFR C1相当以上」に緩和し、英語資格所有者の要件を「CEFR B2相当以上」に変更。第2次試験結果の通知後、出願区分によっては合格者を追加する「追加合格制度」を新設した(補欠合格制度は廃止)。

 一般選考の採用予定数は、小学校教諭90名程度(うち幼稚園教諭は若干名)、 中学校教諭60名程度、高等学校教諭15名程度、総合支援学校教諭50名程度 、養護教諭10名程度、栄養教諭若干名。

 特別選考は、国際貢献活動経験者特別選考(一般選考で実施する区分・教科)5名以内、フロンティア特別選考(理数工コース・保健体育コース・英語コース)5名以内。現職教諭特別選考と障害者特別選考の採用予定者数は一般選考に含める。

 出願は、京都市教育委員会のWebサイトから「志願書作成上の注意」を確認のうえ、電子申請(インターネット/パソコンのみ)。5月8日正午受信分まで受け付ける。第1次試験は6月24日、個人面接は6月25日、7月1日、2日のいずれかで実施。第2次試験は8月19日~20日に行われる。

 第1次試験が免除される「大学・大学院推薦制度」は、大学・大学院および教職大学院(短期大学を含む)から、京都市の教員として優れた実践力を発揮することが期待できる者を学長等(学部長以上の職)が推薦し、2024年度(令和6年度)京都市立学校教員採用選考試験において決定する。志願書等については、被推薦者本人が、電子申請(インターネット)により直接教職員人事課へ提出するとともに、レポートを自筆のうえ、大学等へ提出する。第1次試験の免除者は6月中旬に大学等へ通知される。

《川端珠紀》

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