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ニセコにインター設立、キャンパスタウン開発…CEA

 CEA Groupは2023年3月27日、CEA Propertiesを通し、北海道ニセコのワイス地区(共和町)にて新たなインターナショナルスクールの設立とキャンパスタウンの開発事業に取り組むことを発表した。敷地の総面積は約224ヘクタールとなる予定。

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 CEA Groupは2023年3月27日、CEA Propertiesを通し、北海道ニセコのワイス地区(共和町)にて新たなインターナショナルスクールの設立とキャンパスタウンの開発事業に取り組むことを発表した。敷地の総面積は約224ヘクタールとなる予定。

 CEA Groupは、東京都内で英国カリキュラムを基盤とするClarence International School(港区、18か月~5歳対象)およびPhoenix House International School(千代田区、5歳~11歳対象)を運営。

 英国名門私立校のラグビー校、千葉大学、三井不動産と提携し、2023年8月には千葉県柏市にて首都圏初のボーディングスクール(11歳~18歳対象)Rugby School Japan(認可申請中)を開校予定。

 今回の北海道共和町での取組みは、おもに教育施設のオペレーションを手掛けるCEA Groupにとって初の不動産開発。すでに事業用地の売買契約等を締結しており、敷地の総面積は約224ヘクタールとなる予定で、総事業費は未定だという。

 敷地内には、CEAのインターナショナルスクールやRugby School Group(英国本校、日本校、タイ校)の生徒が野外体験学習を行うための施設を建設。現在の構想では、隣接地には新たなインターナショナルスクール(計画中)、農場、神社、音楽堂、学生寮、教員住宅、温泉施設、公園等を3~5年、5~10年、10~20年のフェーズ毎に整備する。

 今後、国内外の都市計画専門家との協議を開始すると同時に、共同で開発を行う総合デベロッパーや農業、デジタル、商業、教育、芸術等さまざまな分野でのワールドクラスのパートナーを募集するという。

 CEA Groupではこの計画の実現のために、2023年8月にニセコオフィスを設立する予定。北海道内では、すでに安平町に「Hokkaido Home Farm」および「Hokkaido Polo Club」、日高町に「North Peak Enrichment Campus」等の施設を有しており、道内では3番目の事業拠点となる。

 ニセコ地区は世界有数のリゾート地。ホテル建設ラッシュが進んでおり、2030年には東京と札幌を結ぶ新幹線が開通する予定。倶知安新幹線駅から15分ほどの距離に、寄宿型インターナショナルスクールを中核とした224ヘクタール(東京ドームおよそ49個分)の街が誕生することで、ニセコの国際的な認知度がさらに高まることが期待されている。また、冬場の期間限定の観光業に頼らない形態での開発は、1年を通して地元経済、雇用、定住への波及効果があるという。

《いろは》

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