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児童少年の健全育成「実践的研究助成」募集…日本生命財団

 日本生命財団は、2023年度児童・少年の健全育成助成「実践的研究助成」を行う。「子どもを巡る『真のウェルビーイング』の探求」をテーマに「2年助成(最大400万円)」と「1年助成(最大100万円)」を研究者向けに募集する。応募は2023年3月1日(消印有効)まで。

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 日本生命財団は、2023年度児童・少年の健全育成助成「実践的研究助成」を行う。「子どもを巡る『真のウェルビーイング』の探求」をテーマに「2年助成(最大400万円)」と「1年助成(最大100万円)」を研究者向けに募集する。応募は2023年3月1日(消印有効)まで。

 「実践的研究助成」は、「子どもを巡る『真のウェルビーイング』の探求」をテーマとし、研究者と実践家が、現場での実践をもとに協働して研究を進める「実践的研究」に対する助成制度。日本生命財団創立40周年記念特別事業の一環として、2020年度よりスタートした。2022年度は、2年助成30件、1年助成32件、合計62件の応募があり、2年助成が4件、1年助成が7件、合計11件が選出された。

 今回も2年助成は3~4件と、1年助成は5~7件を募集する。2年助成が2年間、1件最大400万円(1年最大200万円)、1年助成が1件最大100万円を助成する。助成は2023年8月より開始する。研究対象は「子どもを巡る『真のウェルビーイング』の探求」をテーマとした「健全育成のための教育、周到な準備を図る(教育、予防的対処等を図る)」「健全育成にとって喫緊の対応を要する(療育的対処等を要する)」の2分野。

 対象は、代表研究者が研究者または実践家(研究者であり実践家である者を含む)。「1年助成」では代表研究者が、大学院博士課程(博士後期課程)に在籍し指導教員の推薦を受けた者、大学院博士課程(博士後期課程)を修了または単位取得退学した者で常勤の職にない者の場合も助成対象者になる。研究組織は複数名の研究組織で研究者と実践家の双方が参画。

 研究成果は社会還元すること。2年助成は、シンポジウムや書籍出版。研究成果を市販書籍として出版する場合、日本生命財団が別途助成を準備する。1年助成はワークショップを開催すること。

 応募は申請書に記入し、作成した申請書の原本1部(片面印刷)にコピー3部(両面印刷)を添付して、日本生命財団児童少年の健全育成(研究助成)事務局へ、3月1日(消印有効)までに郵送する。電子メールによる申請は受け付けていない。申請書はWebサイトよりダウンロード、詳細も確認できる。なお、郵送による請求の場合は同財団事務局へ送料250円切手を同封して請求すること。また、2年助成と1年助成の重複申請はできない。

◆実践的研究助成
助成期間:2023年8月より2年間または1年間
応募締切:2023年3月1日(水)消印有効
応募方法:所定の申請書を郵送する
【2年助成】
助成金額:1件最大400万円(1年最大200万円)
助成予定件数:3~4件
対象:研究者、実践家(研究者であり実践家である者を含む)
【1年助成】
助成金額:1件最大100万円
助成予定件数:5~7件
対象:研究者、実践家、大学院博士課程在籍者等

《大田芳恵》

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