パナソニックインフォメーションシステムズ(パナソニックIS)は2023年1月23日、大学での学習管理システム(LMS)において、「Resonant LMS XP」「Canvas LMS SaaS」の提供を開始した。
文部科学省による学校DXが加速する中、LMS(Learning Management System)の高度化や、AIによる学習行動分析を行う大学が増えている。
パナソニックISは新たにLMSに本格参入。学習分析に強みをもつ、大分県のレゾナント・ソリューションズによる「Resonant LMS XP」と、容量無制限で大規模組織に適した、米国ユタ州のInstructure社による「Canvas LMS SaaS」の2種類のLMSの提供を開始した。
「Resonant LMS XP」は、多くの大学で導入実績のあるオープンソースLMS「Moodle」を利用したLMSパッケージとなる。国内の大学で実績のあるプラグインや、独自にカスタマイズしたプラグインをインストールしており、組織ごとのニーズに沿った運用が可能だ。学生個人の学習進行状況、テストの得点等の学習分析、データの可視化等ができ、学生のレベルにあった学習体験ができるとしている。
「Canvas LMS SaaS」は、米国・カナダの高等教育機関にもっとも利用されており、世界的に評価の高いCanvas LMSを、さらに機能強化したサービスとなる。容量無制限により、大規模な組織でも、動画作成や配信に適する。同系列の大学・高校・中学や、大学内の学部・学科別にテナントを分けての運用が可能で、シンプルで使いやすいという。
パナソニックISは、2025年度末までに30校へ導入を目指している。