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麗澤大と県立柏陵高校が高大連携「つなぐ学び体験プログラム2022」始動

 麗澤大学と千葉県立柏陵高等学校(柏陵高校)は、高大連携に関する協定を締結。この高大連携協定は、相互の教育活動の連携と交流を深めることにより、高校生および大学生の成長や資質向上、教育内容の充実や教育活動を活性化することを目的としている。

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 麗澤大学と千葉県立柏陵高等学校(柏陵高校)は、高大連携に関する協定を締結した。この高大連携協定は、相互の教育活動の連携と交流を深めることにより、高校生および大学生の成長や資質向上、教育内容の充実や教育活動を活性化することを目的としている。

 麗澤大学は1935年、創立者である廣池千九郎法学博士が「道徳科学専攻塾」を千葉県柏市光ヶ丘の現在のキャンパスに開塾したことにより始まった。教育理念は「知徳一体」。心豊かな人間性を養い、国際社会に貢献できるグローバルリーダーの育成を目指して教育改革を進めており、「THE 世界大学ランキング日本版」の国際性分野では2017年から連続して千葉県1位の評価を受けている。

 今回締結した高大連携協定により、高校生が大学のゼミナールに参加する「つなぐ学び体験プログラム2022」が始動。グローバルな問題と日常世界をつなぎ、「自分ごと化」することで、新しい発見を得ることを学びの特色として掲げている同学国際学部が、柏陵高校の生徒と同学の学生を「つなぐ」2つのプログラムを実施する。

 プログラムIは、「自主企画ゼミナールへ参加 『日本のこれからを考える』」。同学には、「自主企画ゼミナール」という学生が学びたいテーマを決め、学習計画を行い、実施する小規模大学ならではのゼミナール制度がある。今回、高校生は「世界の『今』を見る」というテーマの自主企画ゼミナールに参加し、「日本のこれから」をテーマに共に議論を深める。

 プログラムIIは、「多文化防災プロジェクト みんなで学ぼう!ぼうさいワークショップ」を予定。外国人住民にとって、防災情報を得ることは実は難しい問題。柏市に住む外国人にとってもそれは決して例外ではない。そこで、多文化共生をテーマに、防災の視点から言語や文化の違いにより起こる誤解や行き違いについて、留学生も交え解決方法を考える。

 同プログラムにより、高校生に大学での主体的な学びについて身をもって体験してもらい、新たな出会いと知の創出を目指す。大学生にとっては、高校生の視点が加わることで新たなアイデアが育まれるきっかけとなる。これを機に、将来的には地域も「つなぐ」プロジェクトとして発展していくことが期待される。


《いろは》

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