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私立学校の初年度納付金…高校平均75万8,881円で微増

 文部科学省は2022年12年23日、2022年度(令和4年度)私立高等学校等初年度授業料等の調査結果について公表した。高等学校(全日制)の初年度生徒等納付金の平均額は75万8,881円で、前年度より6,185円(0.8%)増加した。

教育行政 文部科学省
令和4年度私立高等学校等の初年度生徒等納付金平均額(年額)
  • 令和4年度私立高等学校等の初年度生徒等納付金平均額(年額)
  • 令和4年度私立高等学校等の受験料平均額
  • 私立高等学校(全日制)の初年度授業料等について(平成30年度~令和4年度)

 文部科学省は2022年12年23日、2022年度(令和4年度)私立高等学校等初年度授業料等の調査結果について公表した。高等学校(全日制)の初年度生徒等納付金の平均額は75万8,881円で、前年度より6,185円(0.8%)増加した。

 私立高等学校等初年度授業料等の調査は、都道府県の協力により私立の幼稚園、小学校、中学校および高等学校(全日制)における入学時の初年度生徒等納付金の1人あたりの平均額(年額)についてとりまとめたもの。

 初年度生徒等納付金の平均額は、幼稚園が43万2,508円(授業料32万7,487円、入学料6万1,312円、施設整備費等4万3,709円)。小学校が87万2,025円(授業料48万1,865円、入学料18万7,773円、施設整備費等20万2,386円)。中学校が81万4,559円(授業料44万2,036円、入学料18万9,959円、施設整備費等18万2,564円)。全日制高等学校が75万8,881円(授業料44万5,174円、入学料16万4,196円、施設整備費等14万9,510円)。

 対前年度の増減率は、幼稚園1.0%、小学校1.3%、中学校0.5%、高等学校0.8%と、いずれも前年度より増加。なお、私立幼稚園については、2015年度の「子ども・子育て支援新制度」開始にともない、年度間で調査対象園が異なるため、「対前年度増減率」は前回調査時点以降に「子ども・子育て支援新制度」に移行した園を除いた増減率となっている。

 全日制高等学校における2018年度からの初年度生徒等納付金平均額の推移をみると、授業料は5年連続で増加、施設整備費等は微減、入学料は横ばい傾向にある。都道府県別の平均では、もっとも高いのが神奈川県の94万8,627円、もっとも低いのが福井県の48万9,862円。

 また、2021年度の受験料平均額は、幼稚園3,064円(対前年度0.03%増)、小学校1万7,366円(同0.10%)、中学校1万8,284円(同0.30%)、全日制高等学校1万6,421円(同0.29%)となっている。


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《畑山望》

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