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パナソニック教育財団、小中高等にICT研究助成…50・150万円

 パナソニック教育財団は、ICTを効果的に活用して学校現場の教育課題の改善に取り組む実践的研究を応援するための「実践研究助成」の募集を開始した。1年間の研究に対して50万円の助成をする「一般」と、2年間で150万円を助成する「特別研究指定校」制度がある。

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「実践研究助成」の募集を開始
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 パナソニック教育財団は、ICTを効果的に活用して学校現場の教育課題の改善に取り組む実践的研究を応援するための「実践研究助成」の募集を開始した。1年間の研究に対して50万円の助成をする「一般」と、2年間で150万円を助成する「特別研究指定校」制度がある。締切りは2023年1月13日。

 パナソニック教育財団は、子供たちの「生きる力」を育むため、ICTを効果的に活用して学校現場の教育課題の改善に取り組む実践的研究を応援するための助成を行っている。実践研究助成することにより、タブレットPCやデジタル教科書等をそろえることができ、ICT環境の充実を図ることができる。また、ICT先進校の視察等も可能であり、校内研究をより活性化することができるという。

 また、助成金の贈呈式において、グループディスカッションや情報交流会を行い、助成校間の交流を促進し、研究内容がより深まるようにしている。贈呈式において、大学の研究者からのアドバイスを受けることができ、研究を進めるうえでの留意点や学校全体に波及させる際の方法等について、幅広い知見を得ることができる場を設けている。

 「実践研究助成」は、1年間の研究に対して50万円の助成をする「一般」と、2年間で150万円を助成する「特別研究指定校」制度の2種類。「一般」の助成件数は、65~75件程度。対象は、小学校、中学校、義務教育学校・小中一貫校、高等学校、中等教育学校・中高一貫校、特別支援学校、在外教育施設(日本人学校、補習授業校、日本の私立学校の現地校)、教育委員会・教育センター・教育研究所等。なお、幼稚園、高等専門学校、大学は除く。助成期間は2023年4月1日~2024年3月31日。

 「特別研究指定校」の助成件数は3~5件程度。対象は、小学校、中学校、義務教育学校・小中一貫校、高等学校、中等教育学校・中高一貫校、特別支援学校。なお、幼稚園、高等専門学校、大学、在外教育施設は除く。助成期間は、2023年4月1日~2025年3月31日(2年間)。助成金150万円の他、アドバイザー訪問6回(3回×2年)で研究に対する助言を受けられる。

 助成金の使途は授業改善や校務の効率化のためのICT機器等の導入、教員研修や外部講師招へいのための費用等。ICT機器購入については、パナソニック製に限らない。「一般」と「特別研究指定校」の申込締切は2023年1月13日午後5時。応募はWeb応募サイトから行う。応募申請は、学校、教育委員会、教育研究グループ等の団体として行うこと。個人での応募申請や、1つの学校・団体から複数の応募申請はできない。また、「一般」助成と、「特別研究指定校」助成の同年度の重複応募申請はできない。

 応募申請内容を、財団の複数の専門委員(大学の教育工学の研究者)が審査を行い、選考委員による選考後、財団の理事会承認を得て、助成の可否を決定する。決定結果は、2023年3月の理事会終了後、応募申請時に登録されたメールアドレス宛に通知する。選考の観点はWebサイトに掲載している。

◆パナソニック教育財団「実践研究助成」募集
【一般助成】
助成期間:1年間(2023年4月1日~2024年3月31日)
助成金額:50万円
助成件数:65~75件程度
申込方法:Webサイトから申し込む
申込締切:2023年1月13日(金)17:00
【特別研究指定校助成】
助成期間:2年間(2023年4月1日~2025年3月31日)
助成金額:150万円+アドバイザー訪問6回(3回×2年)
助成件数:3~5件程度
申込方法:Webサイトから申し込む
申込締切:2023年1月13日(金)17:00


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《田中志実》

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