EdLogは2022年10月25日、これまで教師を対象に無償提供していた「EdLogクリップ採点支援システム スタンダード版」の対象範囲を拡大し、学校・教育委員会向けに無償提供を開始した。また、評価目的として利用する場合は、有償のプレミアム版も一定期間無償で提供する。
EdLogクリップ採点支援システムは、手書きの解答用紙をスキャンしてPC上で採点・集計し、印刷できる機能を実装する採点支援システム。初等中等教育における教師の多忙化解消と指導・評価の一体化を目的に開発。ラインアップには、「スタンダード版(無償)」と「プレミアム版(有償)」がある。
2022年度は西宮市教育委員会や立命館小学校がEdLogクリップ採点支援システムを導入。西宮市教育委員会では教員の働き方改革の取組みとして一括採用の事例をNECのWebサイトで公開している。
今回、無償提供の範囲が拡大された「EdLogクリップ採点支援システム Version 3.3スタンダード版」は、プレミアム版がもつ各種AI機能や分散採点、解答用紙への書き込み指導を行う「キーボード入力」「図線やスタンプ挿入」といった機能はなく、正誤判定を中心とした採点業務が中心となる。
申込みは、EdLogのWebサイトから受け付ける。なお、無償支援プログラムでは導入支援やトラブル対応等のサポートはないため、必要に応じて販売店が展開する導入評価プログラムを活用できる。