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分析や成績予測「教育データ分析コンテスト」開催

 エビデンス駆動型教育研究協議会は「第2回教育データ分析コンテスト」を開催する。教育データ提供開始は2022年10月3日、参加登録締切は2023年1月16日、結果発表・表彰式は同年3月の予定。

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第2回教育データ分析コンテスト
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 エビデンス駆動型教育研究協議会は「第2回教育データ分析コンテスト」を開催する。教育データ提供開始は2022年10月3日、参加登録締切は2023年1月16日、結果発表・表彰式は同年3月の予定。

 教育の情報化の加速により学習管理システム(LMS)やデジタル学習教材の利用機会は急激に増えており、システムに蓄積される教育データを利活用したデータ駆動型教育の実現にも期待が高まっている。一方では教育データの解析手法や活用手法はまだまだ研究段階にあり、どのようなデータが学習者から収集され、どのような解析ができるのか等のノウハウについては情報共有が進んでいないのが現状となっている。

 同コンテストで参加者は、実際の教育現場で収集されたログデータの提供を受けて分析。分析結果の精度、分析方法、分析の着眼点の斬新さについてを参加者間で競争し、情報の共有を行う。2回目となる今回は、前回に引き続き「デジタル教材閲覧行動データ分析による成績予測」と「対面授業とオンライン授業のデジタル教材閲覧行動の比較分析」の2つのチャレンジを用意。「対面授業とオンライン授業のデジタル教材閲覧行動の比較分析」についてはノーコード(プログラム開発不要)で教育データ分析を行う新しいチャレンジが用意されている。

 提供される教育データはCSVフォーマットで記述されており、プログラム開発にはデータの読み込み、抽出、集計、可視化等を行う基本処理関数群OpenLAも提供される。OpenLAはPythonで記述されたライブラリで他のPython系ライブラリとも親和性が高く、scikit-learnによる機械学習やPlotlyによる高度な描画等を行うライブラリへの処理結果の接続も容易となる。

 参加は個人またはチームで行い、主催者側が後日指定する形式にて教育データ分析の着眼点、分析手法、得られた結果を投稿する。評価員による審査結果での上位者は2023年3月に開催予定のシンポジウムで発表・表彰され、入賞者に賞状と副賞が贈呈される。

◆第2回教育データ分析コンテスト
Webサイトオープン:2022年9月16日
教育データ提供開始:2022年10月3日
チュートリアル:2022年11月予定
参加登録締切:2023年1月16日
分析結果投稿締切:2023年1月31日
結果発表・表彰式:2023年3月予定 ※情報処理学会CLE研究会との共催予定
申込方法:コンテストの特設サイトから申し込む


《増田有紀》

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