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日本AED財団、救命教育の公開授業10/14…千葉市立小

 日本AED財団は2022年10月14日、第4回School部会フォーラムを千葉市立新宿小学校にて開催する。新宿小学校の5年生らが救命教育の公開授業を行う他、学校での突然死ゼロを推進する医師や救急隊員等が講演を行う。参加無料。申込みは10月7日まで。

イベント 教員
 日本AED財団は2022年10月14日、第4回School部会フォーラムを千葉市立新宿小学校にて開催する。新宿小学校の5年生らが救命教育の公開授業を行う他、学校での突然死ゼロを推進する医師や救急隊員等が講演を行う。参加無料。申込みは10月7日まで。

 学校での児童生徒の死亡事例は、突然死が死因の第1位となっている。心停止に陥った場合には、救急車が来てくれるまでの8~9分の間に何も対応しないと、脳や臓器に重い障害を受け多くの命が救えなくなるが、私たちに、少しの知識と勇気があれば、AEDを使って半数以上の人を救うことができる。

 さいたま市では、2011年9月駅伝練習中に突然倒れ亡くなった桐田明日香さんの事故を踏まえ「体育活動時等における事故対応テキスト~ASUKAモデル~」を作成し、あわせて市立小学校5年から高校までの一貫した救命教育を展開。文部科学省においても、事故発生の防止および事故後の適切な対応に取り組むための「学校事故対応に関する指針(2016年3月)」を作成し、心肺蘇生やAEDの積極的活用をはじめとした学校の対応能力の向上を呼びかけている。

 日本AED財団では、AEDを活用した救命教育を行うため10月14日、第4回となるSchool部会フォーラム「学校での突然死ゼロを目指して~小学校からの教諭による救命教育の推進~」を千葉市立新宿小学校にて開催する。

 フォーラムは2部制。第1部では、小学校の教諭による救命教育(心肺蘇生やAEDの活用)の公開授業を行い、指導法を参加者に伝える。第2部のシンポジウムでは、「学校での突然死ゼロ」の推進に係る医師・救急隊員・「ASUKAモデル」関係者・文部科学省・市長・教育委員会・養護教諭・教諭等の議論を通して、今後の取組みのあり方や実践方策について探求していく。

 申込締切は、10月7日。Webサイトのフォームから申し込む。定員200名(先着)。なお、新型コロナウイルスの感染状況によっては、開催直前でも中止となる場合がある。最新情報は、日本AED財団のWebサイトで確認できる。

◆第4回日本AED財団 Schoolフォーラム
「学校での突然死ゼロを目指して~小学校からの教諭による救命教育の推進~」
日時:2022年10月14日(金)13:30~16:30(開場13:00)
会場:千葉市立新宿小学校(千葉市中央区新宿2-15-1)
対象:教員等
参加費:無料
定員:200名
締切:2022年10月7日(金)
申込方法:Webサイトのフォームから申し込む
※定員になり次第締め切る

【プログラム】
<第1部 救命教育の公開授業>
千葉市立新宿小学校5年生
担任教諭:後藤文香氏
養護教諭:岸平直子氏
<第2部 シンポジウム>
「千葉市を日本のシアトルに!を始めた理由」千葉市医師会 副会長 中村眞人氏
「いのちを守る教育への取組」千葉市立新宿小学校 養護教諭 岸平直子氏
「医師会・消防局・教育委員会と連携したいのちを守る教育」千葉市教育委員会学校教育部保健体育課 指導主事 榊原真由美氏
「消防機関と教育機関の連携」千葉市消防局警防部救急課 課長 鮫島秀司氏
「子どもたちの命を守るために~ASUKAモデルへの想い~」ASUKAモデル関係者・桐田明日香さんの母 桐田寿子氏
「ASUKAモデルと”みんなで守る命”の教育」さいたま市立植竹中学校長・日本AED財団 減らせ突然死実行委員 山下誠二氏
「子供の命を守るこれからの学校安全」文部科学省総合教育政策局 男女共同参画共生社会学習・安全課安全教育推進室 安全教育調査官 森本晋也氏

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