東京都教育委員会では、TOKYOデジタルリーディングハイスクール事業のうち、AI教材やデジタル教科書等を活用した個別最適な学びと協働的な学びを実現し、学習履歴や校務系データ等の蓄積・分析・指導等への活用における実証研究および先端技術を活用した学びについて実践的な研究を行うことを目的に「TOKYO教育DX推進校」を指定、Webサイトにて発表した。
推進校に選定されたのは、小台橋、向丘、浅草、三田、八潮、本所、三宅、八丈、小笠原、光丘、練馬工業、永山、日野、翔陽、秋留台、多摩工業、葛飾商業(定時制課程)の都立高校17校および、三鷹中等、南多摩中等の都立中等教育学校2校、計19校。指定期間は、2022年5月1日から2024年3月31日まで。
推進校は、統合型校務支援システム、定期考査採点・分析システム等のログデータを活用したエビデンスベースの指導に関する実践的な研究や、デジタル、ログデータを活用した個別最適な学びと協働的な学びについて実践的研究を行い、「主体的・対話的で深い学び」の実現とすべての子供たちの可能性を引き出す指導法についての研究を実施。非認知情報に関するアンケート、校務データ、学習データを活用した分析への協力を行う。
推進校のうち、小台橋や光丘等7校は「AI教材を活用する学校」に指定。AI教材を活用した学習ログによるエビデンスから義務教育段階でのつまづきや生徒個々の学習状況および理解度の効率的・効果的な把握により、誰1人取り残すことのない、個別最適化された学びを実現するための研究に取り組む。また、三鷹中等や浅草等7校は「デジタル教科書を活用する学校」に指定。デジタル教科書の利活用に関する研究を進める。