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富士宮市の全小中校、体温体調管理アプリ「LEBER」一斉導入

 リーバーと静岡県の富士宮市教育委員会は2022年5月19日、医療相談アプリ「LEBER(リーバー)」を利用した体温体調管理機能「LEBER for School」の利用契約を締結し、市内の全小中学校35校で利用開始することを発表した。

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富士宮市×LEBER
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 リーバーと静岡県の富士宮市教育委員会は2022年5月19日、医療相談アプリ「LEBER(リーバー)」を利用した体温体調管理機能「LEBER for School」の利用契約を締結し、市内の全小中学校35校で利用開始することを発表した。

 LEBER(リーバー)は、24時間365日スマホで医師に相談ができるアプリ。現在300人以上の医師が登録、アプリを通じて気軽に相談することができる。教育機関向けには、毎日の検温結果と体調、出欠席の報告が付帯した「LEBER for School」を展開。6か国語に対応し、教職員が健康観察票等の紙で集計していた手間を大幅に省略。学校全体の体温・体調の状況はグラフ等で確認でき、部活動や委員会等、学年クラスを超えたグループ分けが可能。2022年4月時点の利用数は全国41万人、導入学校数は1,392校を超えている。

 富士宮市は5月19日、新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、学校現場において朝の健康観察・体温管理を確実に行うことを目的に、LEBER for Schoolの利用契約を締結し、市内の全小中学校に導入したことを発表した。導入校は、東小学校・黒田小学校等の市立小学校21校、富士根北小学校粟倉分校1校、富士宮第一中学校・富士宮第二中学校等の市立中学校13校の計35校。

 LEBER for Schoolの1か月の利用料金は1名につき11円(税込)。手頃なコストで児童・生徒の健康管理に貢献し、同時に教職員の集計の手間を大幅に省くことができる。富士宮市は、児童生徒に加え、教職員のスマートフォンにもアプリを導入。児童生徒・教職員全員の健康状態を把握することで、感染症等の拡大に対し、早期発見・拡大防止対応ができるよう整備した。

 富士宮市教育委員会の担当者は導入にあたり、「これまでは子供たちの体温チェックや健康観察を紙で提出し、教職員が集計していたため教職員の負担になっていたものが、アプリの導入で大きく改善されました。健康観察を教職員も併せて行うことで、学校内の発熱者等の推移がわかり、感染症等の発生状況を見通すことができるので、早期の対応ができるようになりました。体温チェック以外にも保護者への連絡メールやお便りの電子送信ができるようになっており、校務のデジタル化も一緒に進めることができました。保護者や教職員の負担軽減をしながら、アプリの活用を進めていきたいと思います。」とコメントを寄せている。
《川端珠紀》

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