障害者向け就労支援事業や子供の教育事業を展開するLITALICOは2022年4月、小中学校の特別支援教育を支えるICTサービス「LITALICO教育ソフト」をリリースした。 近年、特別支援学級や通級指導教室に在籍する子供が増加する中、学校教育現場における特別支援教育に対する専門性の向上や、ひとりひとりのニーズや特性にあわせた支援の必要性が高まっている。 LITALICOでは、LITALICOジュニアでの1万人以上への支援実績を生かし、小中学校の特別支援教育に携わる先生を支援するICTサービス「LITALICO教育ソフト」を開発。「まなびプラン」「まなび教材」「まなび動画」の3つのサービスで支援する。 まなびプランは、先生の個別の教育支援計画・指導計画の作成をサポートするアプリケーション。アセスメント機能、計画作成サポート機能(アセスメント結果との紐づけや文例の提示)、お勧め教材の紹介機能の3つで、子供ひとりひとりの特性にあった支援の実現をサポートする。 まなび教材は、約7,000点のすぐに使える教材を掲載した専用Webサイト。教材作成の負担を大幅に軽減することができる。 まなび動画は、特別支援教育に関係する基礎知識や、子供との関わり方を学べる約40本の動画を掲載した専用Webサイト。先生の自主学習や、校内での研修での活用が可能。 2021年8月に実施した導入校を対象とした有効性への評価アンケートでは、「児童生徒の多面的な把握に有用だったか?」との問いに、74%が「当てはまる」と回答。また、「具体的な目標を立てることができたか?」「保護者と連携しながら計画作成できたか?」との問いにも、6割以上から肯定的な回答が得られている。 「LITALICO教育ソフト」は現在、高知県佐川町・兵庫県明石市等、トライアルを含めて約40の自治体・250校で導入。無償のトライアル導入もあり、希望する自治体・学校関係者には随時案内している。