東京都教育委員会は2022年4月28日、2021年度(令和3年度)指導力不足等教員の指導の改善の程度に関する認定等の状況について公表した。指導力不足等教員として認定された者は減少傾向にあり、2021年度は前年度に引き続き1人だった。 小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校において、「指導力不足等教員」として認定された者は1人。この5年間の推移をみると、2017年度(平成29年度)7人、2018年度(平成30年度)5人、2019年度(令和元年度)3人、2020年度(令和2年度)1人と減少傾向にある。 2021年度に「指導力不足等教員」として認定された1人は、学校において日常的に児童等への指導等を行わせることに支障がある「指導が不適切である教員」と認定。指導の改善の程度に関する認定等を受けたが、「指導が不適切」と認定され、本人の希望を踏まえ、行政職への転職選考を行う。 なお、指導が不適切である教員と認定されなかった者のうち、指導に課題があるとして「指導に課題がある教員」と認定された者は、2021年度は0人であった。