日本フィランソロピック財団は2022年4月11日、養育環境の理由で十分な食事が取れない子供たちや養護施設等への食事支援を目的に「第1回子どもまんぷく基金」の助成先募集を開始した。助成金額は総額1,000万円で、1団体あたり50万円~300万円。募集締切は4月26日午後5時。 現在、日本では7人に1人の子供が相対的貧困状態にあるといわれている。加えて2019年に発生した新型コロナウイルスの感染拡大により、生活に困窮する家庭は増加傾向となっている。貧困は子供たちからさまざまな機会を奪い、おいしいごはんをお腹いっぱい食べることができない子供たちがいる。 「子どもまんぷく基金」は、日本フィランソロピック財団が「子どもたちにおいしい物を食べてもらい、子どもらしい幸せな時間を過ごしてもらいたい」という寄附者の思いを受けて設立。養育環境の理由で十分な食事が取れない子供たちや、児童養護施設等への食事支援事業を目的としている。 第1回の助成金公募では、機動的に活動し、直接子供を支援している日本国内の団体に助成金を支給する。対象となるのは、社団法人・財団法人(一般および公益)、社会福祉法人、特定非営利活動法人等の非営利活動・公益事業を行う団体(法人格のない任意団体も含む)。日本国内に事務所があり、活動実績が2年以上であることが条件となる。 助成金は2022年7月から1年間にわたり、食材費・調理光熱費・調理に関する衛生用品や配送に関わる経費等、1団体あたり50万円~300万円を支給する。(助成金の支払いは、6月下旬を予定。)助成総額は1,000万円で、4~6団体の採択を予定している。 応募方法は、Webサイトフォームより、応募用紙(ワードおよびPDF)・団体の紹介資料(PDF)・過去2事業年度の財務報告書(PDF)・団体の今事業年度の収支予算書(PDF)を添付し、送付する。応募された書類は、財団の選考委員会による審査を経て、6月中旬ころ、応募者全員に選考結果を通知する。なお、支給金額については、応募時に提出された書類や情報を踏まえ、協議のうえで決定する。 公募締切は、4月26日午後5時。詳細は、日本フィランソロピック財団のWebサイトで確認できる。◆第1回「子どもまんぷく基金」対象:日本国内に事務所があり、活動実績が2年以上の児童養護施設等※社団法人・財団法人(一般および公益)、社会福祉法人、特定非営利活動法人等の非営利活動・公益事業を行う団体(法人格のない任意団体も含む)助成内容:1団体あたり50万円~300万円(総額1,000万円)採択団体数:4~6団体(予定)募集期間:2022年4月11日(月)~26日(火)17:00選考結果通知:2022年6月中旬(予定)応募方法:Webサイトフォームより、応募用紙(ワードおよびPDF)・団体の紹介資料(PDF)・過去2事業年度の財務報告書(PDF)・団体の今事業年度の収支予算書(PDF)を添付し送付する