文部科学省は2022年2月25日、学校における働き方改革の改訂版事例集を教育委員会や学校で活用してもらうため、「学校における働き方改革フォーラム」を開催。フォーラム当日のようすをアーカイブ動画として公開した。 当日のフォーラムには3,000人弱が参加。初等中等教育局財務課長の村尾崇氏が開会の挨拶、初等中等教育局財務課 校務改善専門官の栗山和大氏がフォーラム開催の趣旨について説明した。その中で働き方改革については、概ね改善傾向であることを明らかにしたうえで、フォーラムで得た情報や知見を持ち帰り、教育委員会や学校で共有し活用・取組みを進めてもらいたいとした。 働き方改革ドキュメンタリー映像では、久留米市立篠山小学校・岐阜市立岐阜中央中学校が「ゼロから始める！ICTを活用した働き方改革」と題し、Google Workspace for Education等のICTを活用した、働き方改革推進における事例映像を公開。千葉市立加曽利中学校は、「教員業務支援員が活躍している学校のヒミツ」と題し、各教科の教師が教員業務支援員に依頼している仕事内容等を紹介した。 また、ドキュメンタリー映像に登場した先生が、教員業務支援員の活用とICTを活用した働き方改革について、パネルディスカッションを行った他、参加者からの質疑応答時間も設けた。質疑応答には、業務時間外の留守番電話対応や教員業務支援員について等、多くの質問が寄せられた。 最後に、学校における働き方改革事例集の改訂版について、あらためて解説した。働き方改革事例集の改訂版は文部科学省Webサイト、フォーラム当日のアーカイブ動画は文部科学省YouTubeで公開している。
