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Society5.0支える都立工業高へ…戦略プロジェクト策定

 東京都教育委員会は2022年2月17日、ものづくりが迎える新たな局面に向き合い、社会からの期待に応える工業高校を目指すため「Society5.0を支える工業高校の実現に向けた戦略プロジェクト Next Kogyo START Project」を策定。Webサイトに発表した。

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プロジェクトの概要
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  • プロジェクトの各施策
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 東京都教育委員会は2022年2月17日、ものづくりが迎える新たな局面に向き合い、社会からの期待に応える工業高校を目指すため「Society5.0を支える工業高校の実現に向けた戦略プロジェクト Next Kogyo START Project」を策定。Webサイトに発表した。2022年度より都立工業高校の教育内容の充実や魅力向上等の施策を推進する。

 「Next Kogyo START Project」は、SDGsやSociety5.0等の急激な技術革新等によりものづくりが迎える新たな局面に向き合い、社会からの期待に応える工業高校の実現を目指すプロジェクト。今後の工業高校の将来像を明らかにし、その実現に向けて推進すべき具体的な施策を取りまとめて示した。プロジェクトの推進により、技術革新やDX等に対応できる人材育成、東京の成長を支えるDX人材等の裾野の拡大を目指す。

 プロジェクトでは、工業高校の将来像として「Society5.0時代に、創造的な活動により、新しい価値の創出や都市課題の解決に貢献できる技術人材を輩出」を掲げ、「企業等との連携」「課題解決型学習の推進」「IT等の学習の充実」を今後の3つのポイントとしてあげている。また、そうした新たな学びを通して、学び続ける力や協働する力、考える力、ITデータスキルといった素養の育成を目指す。

 プロジェクトの各施策では、「DX人材育成等に向けた先進的な工業高校の実現」を1つ目にあげ、工業系学科等のアップデートや企業等との連携推進や交流機会の創出を具体策として明記。新たな学科設置の例では「ロボティクスコース」「都市防災技術科」「IT環境科」等をあげ、工業系学科等を発展的に充実させることについて触れている。

 また、PBL(プロジェクト・ベースド・ラーニング)の推進や工業IT科目の導入、先端技術の活用による教育内容・指導法の展開や、生徒が躍動する研究機会の創出、工業高校の魅力の向上・発信を施策としてあげており、魅力向上・発信の1つ「工業高校の名称の発展的な変更」では、将来像にふさわしい学校名称の検討について記している。

 「Next Kogyo START Project」の策定にあたっては、2021年11月の中間まとめ発表時に都民や中学生・高校生からの意見を募集。寄せられた意見を反映する形でプロジェクトを取りまとめており、意見募集の結果についてもWebサイトに掲載している。

 今後は、2022年度よりPBL、工業IT科目の全校導入・推進、DX実習設備の導入等を開始。2023年度からの学科の充実に向け、教育課程の編成や募集予告、Tokyo P-TECHの追加実施等を進める。
《畑山望》

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