プログラミングとは
読み
プログラミング
表記
Programming、類語:コーディング
分類
ソフトウェア/技術/制度/一般常識
ひとことで言うと
「プログラムを作ること。2020年以降順次、小中高で必修化されている」
解説
「プログラミング」は、文字どおりプログラムを作ることだ。パソコンを使ったプログラミングは、通常「C」「Visual Basic」「Java」「JavaScript」「Python」などの「プログラミング言語」を使い、英語のようなテキストを記述し、プログラムを作成する。完成したプログラムは「ソフトウェア」として、ハードウェア上で動作させることができる。
画面上でパーツなどを動かし、それらをブロック玩具のように組み合わせて、プログラムを作る「ビジュアル プログラミング」も、低年齢層向けのICT教育用途で普及しつつある。
もともとの「プログラム」(Program)=「式次第」の意味のとおり、プログラムは、ソフトウェアの動作の順番を、記述したものだ。基本的な動作は順番に実行されるが、さまざまな条件により分岐や繰返しを行う。この分岐や繰返しの内容を、論理的に組み上げた構造が「アルゴリズム」だ。アルゴリズムが間違っていれば、プログラムは正常に動作せず、いわゆる「バグ」(間違った個所)を抱えたソフトウェアになってしまう。
プログラミングを学習することは、論理的な考え方を身に付けるとともに、ICTへの理解を深めるとして、近年特に注目を集めている。文部科学省では、「プログラミング教育実践ガイド」などの事例集を配布。一方、政府は、2016年5月に発表した「日本再興戦略2016」資料において、「2020年度以降、小・中・高でのプログラミング教育を必修化する」と言及し、2020年度に小学校、2021年度に中学校、2022年度に高校でプログラミング教育が必修化された。
関連用語
ビジュアルプログラミング、STEM
最終更新日:2016年6月8日(リセマム「教育ICT用語」より転載)