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茨城県の校長公募に1,673人応募…334倍の高倍率

 茨城県教育委員会は2021年10月26日、併設型中高一貫教育校等の校長公募に1,673人の応募があったことを明らかにした。採用予定数5人に対する応募倍率は334.6倍。今後、書類選考とオンライン面接を通過した9人に対して、知事らが対面で面接して最終合格者を決定する。

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 茨城県教育委員会は2021年10月26日、併設型中高一貫教育校等の校長公募に1,673人の応募があったことを明らかにした。採用予定数5人に対する応募倍率は334.6倍。今後、書類選考とオンライン面接を通過した9人に対して、知事らが対面で面接して最終合格者を決定する。

 校長公募は、過去の事例にとらわれない新たな発想で学校のマネジメントと人材育成をしてもらうことが目的。2021年度に開校した併設型中高一貫教育校(水戸第一、土浦第一)と勝田中等教育学校および2022年度に開校する併設型中高一貫教育校(下妻第一、水海道第一)の計5校の校長について、民間企業等の管理職経験者等を含め、公募による選考試験を実施。8月19日から9月29日まで、転職サイト「エン転職」「ミドルの転職」を通じて募集した。

 応募者数は1,673人。民間の転職サイト活用や応募条件から年齢制限を撤廃した影響等から、前年度の33人から応募者数が大幅に増加。採用予定数5人に対する応募倍率は、334.6倍もの高倍率となった。全体の約9割が県外からの応募。女性の応募者は71人。応募者の年代は10~70代で、このうち40~50代が8割を占めている。

 応募者のうち、書類選考合格者は61人。10月16日に1回目の面接をオンラインで実施し、通過者9人を決定。11月4日に知事、教育長、教育委員2人による対面形式の面接を行い、11月中旬に最終合格者を発表する予定。

 過去の校長選考試験では、2020年度は33人の応募に対して合格者0人。2019年度は、63人の応募に対して合格者3人で、このうち2人が民間人校長として活躍している。合格者の任期は4年間。茨城県職員以外の民間人等は、特定任期付職員として採用し、1年目は副校長または校長として勤務。2年目から校長に登用される。
《奥山直美》

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