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21校の「合同遠隔社会見学」をOKIが支援…縄文遺跡を見学

 OKIワークウェルは2021年10月5日、「合同遠隔社会見学」授業の運営を支援した。本イベントは、全国21校の特別支援学校が共同で、児童・生徒230名を対象に実施。移動が困難等の理由で外出の難しい子供がITによって遠隔から社会見学を体験した。

事例 企業×学校
遠隔社会見学 イメージ
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  • OWWによる遠隔社会見学支援の実績
 OKIワークウェルは2021年10月5日、「合同遠隔社会見学」授業の運営を支援した。同イベントは、全国21校の特別支援学校が共同で、児童・生徒230名を対象に実施。移動が困難等の理由で外出の難しい子供がITによって遠隔から社会見学を体験した。

 OKIワークウェルは、通勤困難な重度障害者の在宅勤務雇用を推進しており、実際に57名の障害を持つ社員が在宅勤務をしている。障害者の在宅雇用の経験を学校教育に生かす取組みとして、子供たちの勤労観・職業観を育成するキャリア教育への支援活動を実施している。

 遠隔社会見学とは、移動が困難で学校外に社会見学へ行けなくても、映像や音声によるコミュニケーションシステムの活用で、社会見学を擬似体験できる取組み。

 7回目となる今回の社会見学は、青森県立青森第一養護学校を中心に、「三内丸山遺跡」「青森県立郷土館」を紹介。

 三内丸山遺跡では、遺跡センターの職員が実際に歩いて現地の映像を中継し、特徴を説明。また、青森第一養護学校の生徒が、全国から参加する生徒へ向けて遺跡にまつわるクイズを出題。子供たち同士の質疑応答等を通して交流を図った。

 青山第一養護学校の生徒は「クイズを考えるのは大変だったが、楽しかった」「今後のいろいろな所を見てみたい」、同校で授業を担当した木村路子教諭は、「外出のできない子供たちにとって他県の生徒たちと話したり、意見交換ができたことは貴重な経験になったはず。今後も続けていきたいと思う」とコメントしている。
《高垣愛》

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