共同印刷は2022年1月、大学入試・試験団体向けに、各種試験における答案用紙のスキャンデータを採点者がWebブラウザ上で採点する「記述デジタル採点システム」の提供を開始する。 共同印刷の記述デジタル採点システムは、あらかじめ問題別に採点者を振り分け、採点者はWeb上で同じ問題の採点を連続して行う。採点と同時に得点がデータ化されることで、採点時間の大幅な短縮につながるという。また、答案用紙の紛失や採点漏れ、パンチ入力ミスといった人的ミスをなくし、正答率等得点データの分析を容易にする。 数学のように過程を記述する問題や小論文への対応も可能。OMR用紙に記述欄を追加することで、マーク式・記述式解答の読取り後すぐに記述問題の採点が可能になる。 共同印刷は、記述デジタル採点システムとあわせて試験業務を一括受託する「試験運営サポートサービス」を提供し、大学・資格試験団体の業務効率化に貢献していくとしている。