日本産業技術教育学会(JSTE)は2021年9月3日、「令和7年度(2025年度)大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施大綱の予告」に関する意見を表明した。大学入学共通テストの出題教科に「情報」が設定されたことを歓迎するとともに、60分程度の独立した試験時間が設定されるべきとの意見を示している。 文部科学省が7月30日に「令和7年度(2025年度)大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施大綱の予告」を通知したことを受け、日本産業技術教育学会として意見を表明した。 意見書では、通知で出題の教科として「情報」(出題科目「情報I」)が選定されたことについて「本学会は歓迎します」と明記し、賛意を表明。「これを受けて多くの大学が入試に『情報』を採用することを期待します」とも記している。 大学入学共通テストの「情報」については、情報処理学会が表明した意見と同様に、他の出題教科・科目とは独立した時間帯で60分程度の試験時間が設定されるべきとの考えを示している。 今後は、小学校・中学校・高校の各段階における関連授業・実践のための支援、関連研究の推進に取り組んでいくとしている。