文部科学省は2021年8月20日、文部科学省と科学技術振興機構(JST)が8月4日と5日、20日に開催した令和3年度(2021年度)スーパーサイエンスハイスクール(SSH)生徒研究発表会の表彰校決定についてWebサイトで公開。文部科学大臣表彰は奈良学園中学校・高等学校に授与された。 文部科学省では、将来の国際的な科学技術人材の育成を目指し、「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」事業を2002年度から実施。先進的な理数教育を実施する高校等をSSHに指定し、支援している。文部科学省とJSTは、全国のSSH指定校等の生徒が日頃の研究成果を発表する機会を提供し、生徒の科学技術に対する興味・関心を一層喚起するとともに、SSHの成果を広く発信することを目的としてSSH生徒研究発表会を2004年度より開催している。 2021年8月4日と5日、20日、参集およびオンラインを組み合わせた複合形式による2部構成で令和3年度(2021年度)SSH生徒研究発表会が行われた。SSH指定校および過去に指定経験のある学校224校の生徒がポスター発表を行い、審査を経て代表校を選出。代表校はさらに、オンラインによる全体発表を行った。 発表と審査の結果、もっとも優秀な研究発表を行った学校に授与される文部科学大臣表彰は奈良学園中学校・高等学校に決定。科学技術振興機構理事長賞は、長崎県立大村高等学校と静岡理工科大学静岡北中学校・高等学校に贈られた。 表彰校は延べ46校。各賞受賞校の一覧は、文部科学省Webサイトで確認できる。◆令和3年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会表彰校(一部)<文部科学大臣表彰>・学校法人奈良学園 奈良学園中学校・高等学校<国立研究開発法人科学技術振興機構理事長賞>・長崎県立大村高等学校・学校法人静岡理工科大学 静岡北中学校・高等学校<審査委員長賞>・山梨県立甲府南高等学校・香川県立観音寺第一高等学校・東京都立科学技術高等学校<奨励賞>・山梨県立日川高等学校・北海道釧路湖陵高等学校・学校法人玉川学園 玉川学園高等部・中学部・学校法人中央大学 中央大学附属高等学校・新潟県立高田高等学校・福島県立会津学鳳高等学校・中学校