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Libry、凸版印刷の学習システム事業と業務提携…コンテンツ拡充

 デジタル教材プラットフォーム「Libry」を提供するLibryは、凸版印刷と2021年6月18日に資本業務提携を締結。この締結に基づき、凸版印刷の小中学校向けデジタル教材「navima」のコンテンツ拡充や、学習履歴のデータ連携、両社の教育分野における新たな連携を推進する。

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Libryと凸版印刷、資本業務提携を締結
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 デジタル教材プラットフォーム「Libry」を提供するLibry(リブリー)は、凸版印刷と2021年6月18日に資本業務提携を締結した。この締結に基づき、凸版印刷の小中学校向けデジタル教材「navima」のコンテンツ拡充や、学習履歴のデータ連携、両社の教育分野における新たな連携を推進する。

 「Libry」は、デジタル教材とAIドリルの特性をあわせもつ、デジタル教材プラットフォーム。1つの端末で複数の教材や問題集を管理することができる他、学習履歴に基づいた「類似問題」機能等で、生徒ひとりひとりの学習状況や理解度にあわせた個別最適化学習を実現している。2022年4月には、学習者用デジタル教科書への対応も予定している。

 これまでリブリーは、凸版印刷と連携して2015年度から小学校向け学習応援システム「navima(旧:やるKey)」の開発を進めてきた。「navima」は、子供が「主役」の学びを実現するデジタル教材プラットフォームで、ひとりひとりが自分にあった学びを見つけ、自分のペースで学習を進めることをサポートする。教科は、算数・数学、国語(読解・漢字)、理科、社会、英語に対応。高い評価を得ている「アダプティブドリル」に加え、ドリル回答中に利用できる解説動画等の「お助け機能」を拡充することにより、学習に苦手意識をもつ子供たちを手厚くサポートしている。

 今回、より強力な協業体制を築くべく資本業務提携を締結。凸版印刷がもつ「navima」の開発ノウハウと、「Libry」のデジタルドリルの構築ノウハウを融合し、「navima」による小学生向け学習コンテンツをさらに拡充させる。また、両社の既存の小中高校ネットワークを相互補完し、新たな営業体制を構築する他、新たな協業も視野に入れた学習履歴データの連携を行い、より効果的な学習体験の創出や学校現場への分析レポートの提示を進める。

 今回の提携を機に、今後両社はそれぞれサービスの対象校種を拡大し、学力別のコンテンツや学習データの収集、分析等、多岐にわたるテーマで連携。教育現場の円滑なICT化と学習効果の向上に貢献していくとしている。
《畑山望》

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