東京都私立学校審議会は2021年7月19日、東京都知事あてに私立学校の設置等に関する6件の答申を行った。八王子実践高等学校の調理科廃止、中央医療学園専門学校の廃止等、6件の答申が出され、認可された。 東京都私立学校審議会は、私立学校法第9条により設置されている知事の諮問機関。私立学校の設置、廃止、学校法人の設立認可等について審議するとともに、私立学校に関する重要事項を知事に建議することができる。 2021年度第3回東京都私立学校審議会(第806回)で答申が出されたのは、学校設置1件、学則変更1件、学科廃止1件、学校廃止1件、寄付行為1件、設置者変更および園則変更1件の計6件。各事項について、許可が適当と認められた。 学校を廃止するのは、荒川区にある中央医療学園専門学校。総定員は540名。学校運営の継続困難を理由としている。八王子実践高等学校は、調理科を廃止し、普通科を存続する。 幼稚園関係では、西東京市に2022年4月1日、サフラン幼稚園が開園予定。葛飾区の浜島幼稚園は、設置者を変更し、収容定員を240人から105人へと減員する。 この他、広域の通信制課程であるNHK学園高等学校は協力校、教育課程、学費について変更する。