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千葉県立学校で生理用品無償提供、モデル校では提供方法を検証

 千葉県教育委員会は、すべての県立学校において経済的な理由から生理用品の確保が困難な状況にある生徒に対して生理用品の無償提供を実施する。また、62校のモデル校では直接手渡しせずに生理用品を無償提供する取組みを試行的に実施する。

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 千葉県教育委員会は、すべての県立学校において経済的な理由から生理用品の確保が困難な状況にある生徒に対して生理用品の無償提供を実施する。また、62校のモデル校では直接手渡しせずに生理用品を無償提供する取組みを試行的に実施する。

 千葉県の全県立学校は、経済的な理由から生理用品の確保が困難な状況にある生徒に対して、教員から生徒への手渡しによる生理用品の無償提供を実施する。

 また、福祉的な支援につなげるため、県立学校62校(県立高校60校、県立中学校2校)をモデル校に設定し、複数の提供方法を試行的に実施。教員が生徒に直接手渡しせずに生理用品を無償提供する取組みを検証する。

 利用者を把握するため、生理用品を必要とする生徒が「カードに氏名や利用個数等を記入し、相談箱に投函」「スマートフォンによりQRコードを読み取り、氏名等を入力して送信」により任意で申し出る。

 生理用品の提供場所は、トイレ個室内、トイレ洗面所、更衣室、相談室、廊下(保健室等の付近)の5か所。利用を申し出るカードやQRコードも生理用品の提供場所に整備する。

 検証は2021年6月中に開始し、夏季休業期間を除いた約3~4か月間実施する。モデル校における実施状況を踏まえて、検証結果を年内をめどに取りまとめる予定だという。
《外岡紘代》

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