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大学デジタル化推進…Lentrance・凸版印刷・紀伊國屋書店が協業

 Lentrance(レントランス)、凸版印刷、紀伊國屋書店は2021年6月2日、高等教育におけるデジタル化推進を受けて、大学向けデジタル教科書システムの導入およびコンテンツ開発・販売促進を目的とした協業を開始したことを発表した。

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 Lentrance(レントランス)、凸版印刷、紀伊國屋書店は2021年6月2日、高等教育におけるデジタル化推進を受けて、大学向けデジタル教科書システムの導入およびコンテンツ開発・販売促進を目的とした協業を開始したことを発表した。

 高等教育における電子書籍・デジタル教科書の導入について、日本は諸外国に比べて早いとはいえない状況にある。一方、コロナ禍によるオンライン環境での講義の増加や、GIGAスクール構想をはじめとする初等・中等教育のデジタル化推進を受けて、高等教育を取り巻く環境も一変し、電子書籍・デジタル教科書への要望も一気に高まっている。

 このような背景の中、デジタル教科書用プラットフォームとして初等・中等教育で豊富な導入実績をもつLentrance、電子書籍で高いコンテンツ開発能力を有する凸版印刷、高等教育教科書市場で高い市場シェアと販売力がある紀伊國屋書店の3社が、日本の高等教育におけるデジタル教科書の導入を各方面から強力に推進し、発展させようと、協業の開始を決めた。

 現在、日本全体では大学・短期大学あわせて1,100を超える高等教育機関が存在し、学生数は300万人に及ぶ。そこで採用される大学教科書は紙媒体が中心だが、今後はデジタル教科書の利用が急速に拡大することが予測される。

 今後は3社協業を推進することで、紀伊國屋書店の顧客基盤をベースに随時デジタル教科書の導入を進め、高等教育におけるデジタルシフトを支援。3社協業の販売面を担う紀伊國屋書店では、2025年度までに関連受注も含め、この事業で約200億円の売上げを目指す。
《奥山直美》

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