環境省と文部科学省は、「学校における熱中症対策ガイドライン作成の手引き」を作成し、Webサイトで公開している。実践編では「熱中症の予防措置」や「熱中症発生時の対応」についてまとめられている。 環境省と文部科学省は「学校現場における熱中症対策の推進に関する検討会」を開催。学校における実際の熱中症対策や判断の参考となる事項を検討し、全8章で構成される「学校における熱中症対策ガイドライン作成の手引き」を作成した。 手引きでは、ガイドラインに記述すべき項目やガイドライン作成上の留意点について提示している。また、2021年度から熱中症警戒アラートが全国展開されることから、熱中症警戒アラート発表時の対応についても紹介。熱中症警戒アラートが出ている際の保護者や関係者等からの問合せへの対応についても記載している。 各学校においては、実践編「熱中症の予防措置」「熱中症発生時の対応」を中心に参考にしてほしいとしている。「熱中症の予防措置」では事前の対応、授業日の対応、週休日・休日・学校休業日の対応について、「熱中症発生時の対応」では緊急事態に迅速かつ的確に応急処置を講じるための体制づくりについて紹介している。 「学校における熱中症対策ガイドライン作成の手引き」は、環境省と文部科学省のWebサイトに掲載されている。