広尾学園小石川中学校・高等学校と男子大学生寮の和敬塾は2021年3月23日、包括的連携に関する協定書に調印した。協定尊重の理念のもとに相互が有する人的資源、知的財産および物的資源の活用を図り、相互に連携して多様な分野で協力をしていく。 協定では、包括的な連携のもと、教育研究、社会貢献、キャリア教育、文化交流等の分野において協力し、グローバル社会に貢献する人材育成に寄与することを目的としている。和敬塾は広尾学園小石川中高と同じ東京都文京区にある男子大学生寮。広尾学園小石川中高の生徒は和敬塾の寮生と交流することで、具体的な夢に向かって突き進んでいる現役大学生からたくさんの刺激を受ける。交流は、グローバル社会での活躍を期する中学生・高校生にとって大きな刺激となるという。 和敬塾の学生には、チューターとして個別に学習を指導してもらうことも検討。また、和敬塾の卒業生の中には、社会の第一線で活躍している人が数多くいるため、キャリア教育の一環として、講義をしてもらうことを計画している。 和敬塾は都心にありながら、その敷地は7,000坪(約2万3,000平方m)と生徒たちが伸び伸びと過ごせる教育関連施設も整っている。広尾学園小石川の施設と合わせて、相互に教育施設を利用していくことを前提に進めていく。 塾生を代表して調印式に参列した、東京大学工学部航空宇宙学科3年生の小髙滉人さんが、「和敬塾の塾生との交流が御校の学生にとって学びあるものとなるよう尽力して参ります」と挨拶。今後は、円滑な推進と具体化を図るために両者で「連携推進会議」を設置し、魅力的で多彩な企画を生徒に提供していく。