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学習塾専用の自習支援ツール「みんがく」リリース

 みんがくは2021年3月10日、子どもの脱スマホ依存を実現する学習塾専用のEdTechサービス「みんがく」をリリースした。管理人が常駐し、塾生の家庭学習を見守るオンラインの自習支援ツール。すでに全国の学習塾57校で先行導入されている。

教材・サービス その他
「みんがく」のイメージ図
  • 「みんがく」のイメージ図
  • 「みんがく」でできること(イメージ)
  • 「みんがく」の利用風景
  • 学習のログ表示機能
  • 教科別学習時間のグラフ表示機能
 みんがくは2021年3月10日、子どもの脱スマホ依存を実現する学習塾専用のEdTechサービス「みんがく」をリリースした。管理人が常駐し、塾生の家庭学習を見守るオンラインの自習支援ツール。すでに全国の学習塾57校で先行導入されている。

 内閣府の「青少年のインターネット利用環境実態調査」(2019年3月)によると、子どものインターネット利用率は93.2%にのぼる。利用目的は「動画視聴」78.6%、「ゲーム」76.4%、「コミュニケーション」65.5%が上位を占め、「教育・学習」は37.6%にとどまっている。

 「みんがく」は、自宅でも勉強を頑張りたい生徒の支援に特化した、管理人常駐のオンライン学習支援ツール。真の狙いは「子どもの脱スマホ依存」。現実問題として、日本中の子どもが手元のスマホに生活をコントロールされている実態にあることから、「みんがく」によって生徒の手元をスマホで撮影させることで物理的にスマホ利用を制限。全国の学習塾とネットワークを結び、子どものスマホ依存問題の解決を目指していく。

 複数の学習塾の生徒を「みんがく」のルームに集め、1つの事業所では運営が難しいオンライン自習室を安定的に運営。教室の営業時間外でも生徒の自宅学習をサポートができるため、子どものスマホ依存に苦しむ保護者のニーズにも対応する。

 Zoomに接続するだけの一般的な「オンライン自習室」と異なり、家庭学習の習慣化の支援に特化した設計。生徒が普段使っているLINEやZoomとみんがく独自の生徒管理システムを連携させることで、生徒の学習習慣の定着化を図る。

 管理人が激励のメッセージを生徒に送るなど、コミュニケーションを取ることで学習のモチベーションを高めるほか、管理人が常時ルームを見回るためセキュリティも万全だという。また、入退時刻や学習内容をレポートにまとめ、次回の塾の授業に活用できるレポート機能も備えている。

 すでに全国の学習塾57校で導入している。導入塾によると、生徒は勉強を頑張る全国の仲間の姿を見て、さらにやる気を出しているという。

 利用料金は、塾の基本料金(システム料、コミュニティ利用料)が月額9,350円(税込)。基本料金には、10アカウント分の利用料が含まれる。また、体験生用に各校1アカウントは無料配布される。11アカウント目以上の追加アカウント料は、1アカウント月額330円(税込)。現在、3月末までの申込みと利用を条件に基本料金を2か月無料とする特別割引も実施している。資料請求や問合せは、みんがくのWebサイトより受け付けている。

《奥山直美》

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