ソフトバンクと東京大学先端科学技術研究センターは2021年1月20日、ICTを活用して障がい児の学習・生活支援を行う実践研究プロジェクト「魔法のプロジェクト2021～魔法のMeasure（メジャー）～」の協力校の募集を開始した。 「魔法のプロジェクト」は、特別支援学校や特別支援学級、通常学級に所属する児童・生徒と教員などに、タブレットや人型ロボット「Pepper」などのICT機器を1年間無償で貸し出し、学校や家庭における活用事例を公開することで、障がい児の学習・生活支援を促進することを目的としている。2009年度に開始し、これまでに延べ約700校が実践研究に協力している。 2021年度は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う対応として、遠隔でのセミナーおよびスーパーバイザー（プロジェクトで実践研究を重ね、ICTを活用した学習・生活支援に豊富な経験をもつ教員など）による指導・助言を強化して実施する。また、「理解と定着のためのノートテイク」「知的障がいのある子の金銭管理」「社会生活のための自立した移動」「肢体不自由でテクノロジー機器の操作や活用が難しい子どものアクセシビリティ確保」の4つのテーマ別研究会を設置。協力校の教員は任意で研究会への参加が可能。 実践研究期間は4月1日から2022年3月31日の1年間。応募は、Webサイトにて受け付けている。募集期間は2021年4月9日午後5時まで。指導者と対象者のペアで1組とし、組ごとに応募すること。採択数は80組を予定。教育委員会などの自治体が複数校を取りまとめて応募することも可能（要相談）。選考結果は4月中旬までに各応募者へ通知する。◆「魔法のプロジェクト2021～魔法のMeasure（メジャー）～」協力校募集実践研究期間：2021年4月1日（木）～2022年3月31日（木）応募資格：（1）日本国内の特別支援学校、小中学校・高等学校の特別支援学級、小中学校および高等学校でインクルーシブ教育もしくは発達障がいの指導に取り組む学級および教育委員会、障害者職業能力開発校、障害者職業訓練校、障害者能力開発校（2）特別支援教育の分野で臨床研究を行う大学および大学院（臨床研究を行う大学生または大学院生と、その研究対象者に携帯情報端末を貸し出す）採択数：80組を予定※指導者と対象者のペアで1組とする締切：2021年4月9日（金）17:00応募方法：Webサイトにて応募する
