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GIGAスクール構想「販売事業者向け補償プラン」販売開始

 三井住友海上火災保険とあいおいニッセイ同和損害保険は、GIGAスクール構想の実現に向けて各自治体にノートパソコンやタブレット端末の販売等を行う事業者のリスクを補償する「GIGAスクール構想販売事業者向け補償プラン」を10月に販売開始すると発表した。

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「GIGAスクール構想販売事業者向け補償プラン」の仕組み
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 MS&ADインシュアランスグループの三井住友海上火災保険とあいおいニッセイ同和損害保険は、GIGAスクール構想の実現に向けて各自治体にノートパソコンやタブレット端末の販売等を行う企業(事業者)のリスクを補償する「GIGAスクール構想販売事業者向け補償プラン」を10月に販売開始すると発表した。

 新型コロナウイルスの影響によりオンライン教育がより一層注目される中、政府は学校に1人1台のパソコン端末の配布や通信ネットワークを整備する「GIGAスクール構想」の実現を、当初の計画目標から3年前倒しし2020年度中の実現を目指して推し進めている。GIGAスクール構想の実現に取り組む自治体では、故障・破損時の保証が付帯されたノートパソコンやタブレット端末の導入を希望するケースもあり、ニーズに対応するため事業者が保証制度を構築する必要があるが、事業者にとって制度運営にかかる費用が予想できない、修理の受付・査定業務の運営に不安があるという理由から制度構築ができず、結果として入札で不利になるケースがあるという。

 「GIGAスクール構想販売事業者向け補償プラン」は、これら事業者のリスクや課題を解決するべく開発されたプランで、事業者が販売したノートパソコンやタブレット端末が故障・破損した場合に修理・交換する保証制度の運営により生じる費用を補償するもの。プランの加入により、 事業者は修理費用等をあらかじめ保険料として予算化できるため、安定した制度運営が可能となる。

 事業者はメーカー保証終了後の自然故障および物損に対し、修理保証規約に準じて無償修理を提供できるため、商品購入者は修理金額の累計で本体購入金額に達するまで自己負担なしで保証修理を受けることができる。また、制度運営にかかる修理の受付・査定業務等の事務を外注したい場合には、三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保を通じて、実績の高い外部保証会社を紹介してもらうこともでき、制度運営にかかる事務のアウトソースもサポートする。保証期間は2年~5年、修理回数は保証期間中1回または1年に1回のいずれかから設定できるため、各事業者の保証制度に合わせた柔軟な保険設計が可能となる。

 MS&ADインシュアランスグループは、プランの提供を通じてGIGAスクール構想の実現に取り組む事業者の安定的な保証制度をサポートし、教育現場で先生や生徒・児童が安心してノートパソコン・タブ レット端末を利用できる環境整備に貢献したいとしている。
《畑山望》

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