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ボッシュ、中高生にキャリア教育プログラム提供

 ボッシュは2020年8月18日、渋谷区をはじめとする全国の中高生33人を対象としたキャリア教育プログラムをオンラインで初めて提供した。中高生がチーム制で課題の提案に取り組み、社員がメンターとしてサポートした。

事例 その他
参加した中高生(一部)とボッシュ社員など関係者による集合写真
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  • プログラム概要
 ボッシュは2020年8月18日、渋谷区をはじめとする全国の中高生33人を対象としたキャリア教育プログラムをオンラインで初めて提供した。中高生がチーム制で課題の提案に取り組み、社員がメンターとしてサポートした。

 今回のキャリア教育プログラムは、新型コロナウイルス感染症の拡大により、学校行事や部活動の大会の中止など学びの機会が制限されている中高生に対して、校外での活動を通して刺激を受けることで、普段とは違う視点で物事を捉える機会を提供したいという思いから実現した。

 渋谷区と渋谷区教育委員会の後援のもと、放課後NPOアフタースクールと教育と探求社が実行委員会として実施。ボッシュは2017年より、渋谷区と地域社会の諸課題を解決することを目的とした「シブヤ・ソーシャル・アクションパートナー協定」を締結しており、当日はボッシュ人事部門長の新井信行氏が審査委員長を務めた。

 当日は、渋谷区をはじめ全国から中学生19人、高校生14人の計33人が参加。オンライン会議ツールを使用して、ボッシュについての会社・事業紹介、バーチャル社内見学の後、9つのチームに分かれて「ボッシュのリソースを活用し、日本の中高生にバズる企画を提案せよ!」という課題に取り組んだ。各チームには、ボッシュ社員がメンターとして加わり、中高生をサポートした。

 ボッシュ社員による厳選な審査の結果、「オンライン ボッシュ博物館」を提案したチームがグランプリを獲得。若者の車離れに着目してユニークなVR体験を取り入れた企画内容と、グループメンバーが協力して発表した点が高い評価につながったという。

 ボッシュ代表取締役社長のクラウス・メーダー氏は、「今回、将来を担う全国の中高生に学びの場を提供できたことを大変うれしく思う。プログラムへの参加が、参加者のみなさんの視野の拡大や、主体的かつ積極的に学ぶ姿勢の醸成につながることを期待している」と述べている。
《奥山直美》

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