NTTドコモは2020年8月6日、小学生向けプログラミング教材「センサープログラミングPIoT(ピオット)」を自治体や小学校向けに提供開始した。Scratchをベースに開発したアプリケーションと、センサー、先生を支援するための「動画コンテンツ」を1つのパッケージとして提供する。 小学生向けプログラミング教材「センサープログラミングPIoT」は、小学校で広く普及している「Scratch」をベースに開発したアプリケーション「Sensor Programing App」「センサー(温湿度センサーと明るさセンサー各5個)」と先生を支援するための「動画コンテンツ」で構成される。また、指導案やプログラムサンプルも含まれており、授業へのプログラミング導入がスムーズにできるという。 同教材を活用することで、たとえば、6年理科「電気の利用」の授業では、明るさセンサーを利用して電球の点灯を自動で制御する仕組みを考えることができる。また、4年理科「空気のあたたまり方」の授業では、温湿度センサーを利用して部屋の空気がどのような順番で温まっていくか予想し、結果を考察することができる。さらに、どのようなプログラミングをするとグラフで可視化できるのかを児童に考えてもらうことでプログラミング的思考を身に付けられる。 利用料金は、「基本パック(1年)」が9万1,000円、「基本パック(3年)」が9万8,000円、湿度センサーを含まない「電気の利用パック」が8万3,000円。2年目以降のアプリケーションの更新は年間1万5,000円、2年目以降の動画コンテンツの更新は年間1万5,000円(いずれも税別)。申込みは、全国のドコモ法人営業担当や「ドコモのホームページ 法人のお客さま」問合せWebページで受け付けている。 なお、同教材は、NTTドコモの研究開発部門・法人部門が組織横断的に混成チームを構成し、法人顧客の課題解決を図る「トップガン」の取組みにより創出したという。