保育園・幼稚園の約8割が、緊急事態宣言解除後のイベントは「規模を縮小して開催する予定」と回答していることが、えんフォトの調査結果より明らかになった。予定通りの開催を見込んでいる園は1割未満だった。 緊急事態宣言解除後の運動会や遠足などのイベント実施意向に関するアンケート調査は、うるるが運営する、保育園・幼稚園向けのオンライン写真販売サービス「えんフォト」を利用中の保育園・幼稚園を対象に実施し、123園から有効回答を得た。調査期間は2020年6月1日~6月10日。 緊急事態宣言解除後のイベントは、「緊急事態宣言解除後にようすを見て再開するが、規模を縮小して開催する予定である」54.5%、「予定通り開催するが、規模を縮小する」13.8%、「緊急事態宣言後に規模を縮小して開催する予定である」10.6%と、合わせて約8割が規模を縮小して開催する予定と回答した。 一方、「緊急事態宣言解除後にようすを見て再開し、通常通り開催する予定である」5.7%、「予定通り開催する」0.8%と、予定通りの開催を見込んでいる園は1割に満たなかった。そのほか、アンケートを実施した6月上旬時点で、2020年度のイベント開催を見合わせる決定をしている園は約15%を占めた。 新型コロナウイルス感染の予防として、今後のイベント開催で工夫している(したい)ことは、「学年ごとなど、参加者を分散させて実施」が44.0%ともっとも多く、「飲食は伴わないイベントをする」28.4%が続いた。感染リスクを可能な限り避けたうえでのイベント実施を模索していることが伺える。また、「保護者はオンラインで参加してもらう」5.5%など、参加者を分散させた状態でのイベント開催が今後増えていくことが予想される。