日本マイクロソフトは、GIGAスクール構想に対応する新しい教育機関向けソリューションとして、「GIGAスクール対応PC」「GIGAスクール構想に対応した教育プラットフォーム」「MDMによる大規模な端末展開とアカウント管理手法」「学びと働き方を同時改革する無償の教員研修」「教育情報セキュリティボリシーに関するガイドラインに対応可能なクラウド環境」を実現する「GIGAスクールパッケージ」を提供している。
さらに、4月からは「端末管理ツール」「学習用基本ツール」「OS」をパッケージにした日本独自のライセンス「Microsoft 365 Education GIGA Promo」(GIGA Promo)も提供する。
Microsoft 365 Education GIGA Promo
「GIGA Promo」は、GIGAスクール構想の予算で端末を購入する日本の教育機関のみを対象とする日本独自のライセンス。「GIGAスクールパッケージ」に含まれる「Intune for Education(端末管理ツール)」「Office 365 ProPlus(学習用基本ツール)」「Windows 10 Pro Education(OS)」を、1端末あたり2,760円(2020年3月時点の参考価格)で提供。同一端末で最大6年間利用可能で、販売はCSP(クラウドソリューションプロバイダー)を通じて行われる。
Intune for Education:端末管理ツール
端末・ユーザー・アプリの管理・制御を一括して行うことができ、セキュリティを担保した形での運用を実現。iOS、Mac OS、Androidも一元管理することが可能。
Office 365 ProPlus:学習用基本ツール
利便性が高く安定したデスクトップアプリ版を提供することで、日本の将来を担う子どもたちにより良い学習環境を提供する。
Windows 10 Pro Education:OS
Windows 10 Pro Educationは、企業レベルのウイルス対策機能を備えたWindows Defenderを標準で搭載している。
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GIGA Promo
Office 365活用の一例
戸田市立戸田東小学校
日経BP社「全国公立情報化ランキング 2018」で、関東地区1位に選出された戸田市の戸田東小学校は、ステップモデル校としてICT環境を整備し、Microsoft Office 365 Educationを協働的なプラットフォームとして活用することで、対話的な授業や協働的な学びに着手。「Teams」や「OneNote」を積極的に取り入れた協働学習などを実践している。
足立学園中学校・高等学校
東京都足立区にある私立の男子校「足立学園中学校・高等学校」では、特にチャットやオンライン会議、さまざまなアプリケーションやサービスをひとつのプラットフォームに統合できる「Teams」を活用した学びを通して、生徒たちが大学生や社会人になった際に、すぐに役立つICTスキルと、コンピューターリテラシーの習得を目的とした教育を実践している。