教育業界ニュース

福岡工業大学✕博多工業高校、高大連携協定を締結…AIなどデジタル人材育成へ

 福岡工業大学は2026年9月28日、福岡市立博多工業高等学校と、高度な工業人材およびデジタル人材の育成と、同校生徒の大学進学意欲の向上を目的とした高大連携協定を締結した。

教育行政 その他
福岡工業大学・福岡市立博多工業高等学校との高大連携協定を締結
  • 福岡工業大学・福岡市立博多工業高等学校との高大連携協定を締結
  • 福岡工業大学・福岡市立博多工業高等学校との高大連携協定を締結

 福岡工業大学は2026年9月28日、福岡市立博多工業高等学校と、高度な工業人材およびデジタル人材の育成と、同校生徒の大学進学意欲の向上を目的とした高大連携協定を締結した。

 国の教育未来創造会議は、大学・高専の理系専攻学生を2032年度までに5割に引き上げる目標を掲げており、デジタル人材の育成が急務となっている。また、福岡市の「専門学科を有する市立高校のあり方に関する有識者会議」は、技術革新や社会システムの急激な変化にともない、高校が育成すべき生徒の資質・能力も変化してきているとして、各高校に特色ある教育の充実を進めるよう提言している。

 こうした背景のもと、福岡市立博多工業高等学校は2025~2026年度の文部科学省「DXハイスクール事業(重点類型プロフェッショナル型)」に採択され、デジタル人材の育成を目指している。また、変化の激しい社会において自ら学び、自ら道を切り拓く「次世代人財」の育成をめざし、2027年度より1学科選択コースを始動する予定だ。

 一方、福岡工業大学は、次世代の社会において実践性の高い数理・データサイエンス・AI教育プログラムとして文部科学省に認定された授業を全学的に展開するなど、デジタル人材の育成を担う九州の中核大学としての教育体制を構築・確立している。同大学は2024年8月、文部科学省「数理・データサイエンス・AI教育プログラム(応用基礎レベル)」の認定を受けている。

 今回の協定に基づき、両校はAIの利活用や生徒のプログラミング能力向上に向けた授業の推進のほか、福岡工業大学の教員による専門分野の講義の実施、生徒の課題研究における共同指導・支援などに取り組む。これにより、高校から大学への学びの接続を強化し、地域社会や産業界が求める高度な工業人材・デジタル人材の育成に貢献することを目指す。

 福岡市立博多工業高等学校は1940年創立。実践的な工業教育で専門技術と創造力を育む、地域に根ざした工業高校だ。自動車工学科の課題研究で開発した「圧縮空気駆動自転車」でギネス世界記録に認定された実績もある。

 福岡工業大学は1954年創立。約4,700人の学生が学ぶ私立大学で、工学部、情報工学部、社会環境学部を擁し、人間力と知識・技術を融合した「実践型人材」の育成に取り組んでいる。

《風巻塔子》

この記事はいかがでしたか?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top