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無償CopilotがWord・Excel・PowerPoint エージェントに対応──教育現場向け最新プロンプト集公開

 Microsoftが教育機関向けに公開した「明日から使えるCopilotプロンプト10」は、学校現場で誰でも使える生成AI「Copilot」を活用するための実践的なプロンプト集。現場ニーズに特化した10事例を収録している。

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明日から使えるCopilotプロンプト10
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 Microsoftが教育機関向けに公開した「明日から使えるCopilotプロンプト10」は、学校現場で誰でも使える生成AI「Copilot」を活用するための実践的なプロンプト集だ。2026年5月、2024年12月に発表された第1版からアップデートされ、内容・構成ともに刷新された。

 最大のポイントは、授業準備から通知表の所見、保護者便り、説明会資料など、これまで時間のかかっていた仕事を、Microsoft 365 Copilot ChatのWord・Excel・PowerPointエージェントが、その場で形にしてくれるようになった点だ。

 Microsoft 365 Copilot Chatは、組織用・教育機関は無償で利用できる。つまり、学校に配布されたMicrosoftアカウントさえあれば、教職員は誰でも今日から使い始めることができるのだ。

「明日から使えるCopilotプロンプト10」

現場ニーズに特化した10事例を収録

 プロンプト集には、授業準備から保護者対応まで幅広い業務の効率化事例を収録している。Microsoft 365 Copilot Chatを開き、「すべてのエージェント」からWord・Excel・PowerPointを選択。作りたいものを伝えれば、整った成果物をその場で組み立ててくれ、より実務直結型の内容に進化している。

 今回のバージョンではカテゴリ構成も刷新された。部活動や校内研修など汎用的なプロンプトが削除された一方、通知表の所見、作文添削、信号機シート、多言語保護者便りなど、教育現場の具体的なニーズに応えるプロンプトが新たに追加されている。

 第2版で提供されているプロンプトは、以下の10事例だ。

Microsoftの生成AI~明日から使えるCopilotプロンプト10

1)Word エージェントでサッと用意する/確認テスト・練習問題プリント
2)Excel エージェントで整理する/授業の感想と傾向のまとめ
3)PowerPoint エージェントで作る/生徒の声を元にした次の授業の振り返りスライド
4)ダッシュボードは AI でサッと作れる/出欠・成績・健康観察の信号機シート
5)教材・指導要領・先生方の実践を一つにまとめる/年間指導計画
6)手元のファイルからまとめて下書きする/通知表の所見
7)朱書きと総評つきで一気に返却できる/作文添削
8)URLを渡すだけで完成する/入試説明会の投影資料
9)複数言語を同時仕上げる/保護者便り
10)時事ネタをフォーマルなトーンで盛り込める/講演会・集会の挨拶文

「明日から使えるCopilotプロンプト10」

国のガイドライン対応と著作権保護の体制

 このプロンプト集が生まれた背景には、国の教育行政の動きがある。2023年(令和5年)度初頭、文部科学省中央教育審議会の初等中等教育分科会デジタル学習基盤特別委員会の中で、生成AIの学校現場での取り扱いについて有識者を中心にディスカッションが行われ、7月には暫定的なガイドラインが公表された。翌2024年度も、初等中等教育段階における生成AIの利活用に関する検討会議が定期的に開催され、有識者へのヒアリングを行いながら、年末にはガイドラインver2.0が発信された。

 本プロンプト集はこうした背景に応えるもの。先述のガイドラインでも触れられている利活用例を題材に、具体的なプロンプト例を紹介している。

 一方で、生成AIの活用に不安を感じる教職員も少なくないのではないだろうか。Microsoft 365 Copilot Chatは、AIのトレーニングデータとして使用するコンテンツについて、ライセンスや著作権に配慮し、合法的に利用可能なデータを使用している。それでも万が一、生成されたコンテンツが第三者の著作権を侵害する主張がなされた場合には、マイクロソフトがそのリスクを引き受けると明示している。教育現場での利用を考えたとき、こうした安心感は大きなポイントだろう。

 教育現場の多忙さは今に始まった課題ではない。しかし生成AIを使いこなすことで、時間的余裕を生み出すことは可能になった。まずはプロンプト集の中から、自分の日常業務に近い一例を試してみてはいかがだろうか。その小さな一歩が、先生方の「創造的な時間」を生み出すきっかけになるはずだ。

《編集部》

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