東京薬科大学と大妻中学高等学校は2026年3月23日、東京薬科大学にて高大連携協定を締結した。双方における教育内容の充実と生徒および学生の資質向上を図ることを目的とし、薬学・生命科学分野の優れた理系人材を社会に輩出するための協力体制を構築する。
東京薬科大学(東京都八王子市)と大妻中学高等学校(東京都千代田区)は、グローバル化の進展、科学技術の革新、国内における生産年齢人口の急減といった社会の変化に対応し、新たな価値を創造できる人材を育成することについて合意した。東京薬科大学には毎年、大妻中学高等学校から多くの生徒が入学しており、今回の協定締結はその関係をさらに深めるものとなる。
同協定に基づき実施する事業は、「双方への講師派遣」「双方で実施する高大接続教育への支援」「双方で実施する課外授業などにおける交流活動の実施」「双方で実施するFD活動などにおける交流活動の実施」「中学高等学校の生徒の大学院生との交流活動および図書館などの施設利用」など8項目。東京薬科大学の教員が大妻中学高等学校の教育プログラムに積極的に関わることで、生徒ひとりひとりの才能や個性、可能性を最大限に引き出すことを目指す。
東京薬科大学は、1880年に創立された東京薬舗学校を前身とし、1963年に大学院修士課程、その2年後には博士課程を設置。将来の医療分野における薬剤師の役割の重要性を見据え、1981年に全国に先駆けて医療薬学専攻の大学院を設置した。1994年には、薬学と密接に関連するバイオテクノロジー分野において将来を担う人材の育成を目的として、日本で初めて生命科学部を開設している。
一方、大妻中学高等学校は1908年に開校した女子校。教育理念に「社会に貢献する自立した女性の育成」を掲げている。近年は理系を志す生徒が増えており、2025年度卒業の3年生では45%、1・2年生では50%以上が志望しているという。
東京薬科大学学長の三巻祥浩氏は「大妻中学高等学校と高大連携協定を締結する運びとなりましたことを大変光栄に存じます。2022年度より高等学校において本格的に導入された探究学習において、同協定を契機に、中学生・高校生の皆様がより専門的かつ体系的な学びに触れる機会を提供できればと考えています」とコメント。
大妻中学高等学校校長の赤塚宏子氏は「医療人教育において実績のある薬学部、トップレベルの研究力を誇る生命科学部を有する東京薬科大学との連携で、本校の生徒たちが学ばせていただく機会が増えれば、より医学・薬学をはじめとした理系の分野を学び、進路先として志望する生徒のきっかけにもなると思います。この高大連携協定を機に両校がますますの発展をいたしますことを祈念しております」と話している。







