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私大連「世界に選ばれる私立大学の国際化」提言

 日本私立大学連盟(私大連)は2026年4月3日、提言「世界に選ばれる日本の私立大学の国際化に向けて」を公表した。「入口」「教育」「出口」を一体として捉え直す国際戦略の再設計など、現在の大きな転換期を勝ち抜くための「新たな国際戦略」の構築を強く訴えている。

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概要版「世界に選ばれる日本の私立大学の国際化に向けて~『知の創造』を駆り立てる原動力として~」
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 日本私立大学連盟(私大連)は2026年4月3日、提言「世界に選ばれる日本の私立大学の国際化に向けて」を公表した。「入口」「教育」「出口」を一体として捉え直す国際戦略の再設計など、現在の大きな転換期を勝ち抜くための「新たな国際戦略」の構築を強く訴えている。

 私大連の「世界に選ばれる大学国際化推進プロジェクト」が、世界から選ばれる日本の私立大学の国際化のあり方について検討を重ね、提言「世界に選ばれる日本の私立大学の国際化に向けて~『知の創造』を駆り立てる原動力として~」を取りまとめた。

 提言では、日本の私立大学が少子化の急速な進行、国際的な知の競争の激化、世界秩序の流動化と構造変化の中、重大な岐路にさしかかっていると説明。転換期において主体的に未来を切り拓くための出発点として、各大学の「建学の精神」に立ち返った新たな国際戦略構築の必要性を訴えている。

 認識すべき脅威と可能性は、「国際秩序の転換期(外国人を含む人口動態、留学生モビリティ等)」「デジタル時代の教育(時間と空間の概念変化)」「分断を超え、差異からの価値創出へ」に整理。国際化を通じてDEI(多様性・公正性・包摂性)を日本社会に確立させることにより、社会活性化や経済発展、新たな価値創出をもたらすことを目指すとした。

 各大学の教育・研究を特徴づける国際化戦略では「自大学の教育の個性・特徴と整合性のある国際化戦略のあり方」「学生の流動性」など、教育の質では「評価指標の設定は適切か」「教育の国際化における質の向上と研究のあり方」などを検討の視点に掲げた。

 自大学の国際化戦略を踏まえた評価指標・基準には「入口(学生募集・受入)」「教育(カリキュラム・学修環境)」「出口(進路・社会接続)」をあげ、これらを一体として捉え直す、一貫した国際戦略の再設計を強調。日本の私立大学に所属する教育・研究者が、国際的に独創性を発揮し、世界から選ばれるためには、教育・研究実践に十分なリソース(財源、時間、人材)を割り当てる必要があるとして、国際化への資源投入の必要性、収入源の確保についてもまとめている。

 各大学の独自性をもった国際展開、日本国内の大学連携にも触れたうえで、国・地方自治体・産業界に対する要望事項も明記。国に対しては、国際化推進に係る経費への経常的な支援(私学助成)、国立大学に対する財源措置との格差是正、新しい国際化の視点からの評価指標などを求めている。

《奥山直美》

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