文部科学省の松本洋平大臣は2026年3月3日の会見で、SNS上における暴力行為等の動画の投稿・拡散を受け、新たに情報モラル教育の動画教材を作成し、全国の教育委員会等に周知したと発表した。2025年度中に実施を求めている暴力行為やいじめに関する指導とあわせ、各学校での活用を促す。
大臣は、1月30日付で発出した通知で、児童生徒に対し暴力行為やいじめに関する指導とともに、あらためて情報モラル教育を実施するよう全国の各学校に要請したと説明。その具体的な支援策として、今回の動画教材を作成した。SNS上で暴力行為のようすが投稿・拡散される事案が相次ぐ中、学校現場での指導を後押しするねらいがある。
動画教材では、暴力行為やいじめが暴行罪や傷害罪などの犯罪に該当し得ることを明確に示したうえで、絶対に許されない行為であることを前提に解説している。さらに、学校で想定される事案を踏まえ、情報モラル教育の観点から留意すべき事項や、投稿・拡散がもたらす法的責任や人権侵害の危険性について整理している。
大臣は、安全安心な学校教育を守るため、暴力行為やいじめへの対応と情報モラル教育の推進を一体的に進める必要があると強調。関係省庁と緊密に連携しながら、再発防止と未然防止に取り組む考えを示した。
このほか会見では、福島県訪問を通じた教育復興への取組みや、海外情勢を受けた日本人学校の安全確保、博物館資料の適正な管理のあり方などについても言及した。文部科学行政の各分野で安全確保と適正な運営に取り組む姿勢をあらためて示した。







