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学期ごとの単位認定、全日制公立高校の実施1割以下…文科省調査

 文部科学省は2026年2月2日、「2025年度(令和7年度)公立高等学校等における教育課程の編成・実施状況調査」の結果を公表した。全日制普通科の66.6%が、卒業に必要な修得単位数を75単位以上に設定。学期ごとの単位認定を実施している全日制公立高校は1割以下だった。

教育行政 文部科学省
修得単位数、履修単位数の状況
  • 修得単位数、履修単位数の状況
  • 卒業までに履修させる単位数の設定状況
  • 週あたりの授業時数
  • 週あたり授業時数について週30コマを下回って実施している場合の理由(全日制)
  • 年間の総授業日数
  • 学期の区分の状況、単位認定の終期
  • 学校設定教科・科目の開設状況

 文部科学省は2026年2月2日、「2025年度(令和7年度)公立高等学校等における教育課程の編成・実施状況調査」の結果を公表した。全日制普通科の66.6%が、卒業に必要な修得単位数を75単位以上に設定。学期ごとの単位認定を実施している全日制公立高校は1割以下だった。

 調査は、全国の公立高校および中等教育学校後期課程から無作為に抽出した1,270校を対象に実施した。内訳は、全日制が普通科等330校、専門学科319校、総合学科174校。定時制が普通科等198校、専門学科128校、総合学科42校。通信制が普通科等65校、専門学科13校、総合学科1校。

 このうち、全日制の調査結果をみると、卒業に必要な修得単位数の設定状況は、普通科等で33.3%、総合学科で56.7%が「74単位」とした一方、専門学科では39.1%が「85~94単位」と回答。卒業に必要な修得単位数75単位以上に設定している割合は、普通科等66.6%、専門学科69.4%、総合学科43.3%にのぼった。卒業までに履修させる単位数では、普通科等52.3%、専門学科72.3%、総合学科76.6%が「85~94単位」に設定していた。

 週あたりの授業時数は、普通科等69.1%、専門学科83.4%、総合学科92.4%が「30~32コマ」を実施。週29コマ以下で実施している理由には、「卒業に必要な74単位を修得させるにあたり、週あたり30単位時間を実施するのは生徒の負担が過重であるため」や「課外活動の充実のため」があげられた。

 2025年度の総授業日数は、普通科等59.2%、専門学科64.2%、総合学科60.8%が「190~199日」と回答。学期制は、73.5%が「3学期制」、26.3%が「2学期制」を採用していた。学期ごとの単位認定を実施しているのは、普通科等9.0%、専門学科5.2%、総合学科8.2%にとどまり、「実施していない」が9割以上を占めた。

 学校設定教科・科目については、普通科等94.0%、専門学科79.5%、総合学科100.0%が開設。学校設定教科・科目開設の観点では「発展的な学習等を実施するため」がもっとも多かった。

 調査結果の詳細は、文部科学省Webサイトで公開。科目別の開設状況や履修状況なども掲載している。

《奥山直美》

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