LINEみらい財団は2026年1月23日、こども家庭庁・文部科学省などによる「SNS上の暴力行為などの動画の投稿・拡散を受けたこどもの暴力行為・いじめに係る緊急対応について」の方針を受け、活用型情報モラル教育教材「GIGAワークブック」の対応単元をまとめた活用ガイド(A4判)を作成・公開した。教育委員会および学校現場が迅速に情報モラル教育を実施できるよう支援する。
こども家庭庁および文部科学省などの関係省庁連絡会議より、「SNS上の暴力行為などの動画の投稿・拡散を受けたこどもの暴力行為・いじめに係る緊急対応について」が1月16日に発表された。現在、SNS上で子供による暴力行為などの動画が拡散される事案が懸念されており、こうした行為が犯罪に該当し得ることや、誹謗中傷が新たな人権侵害を生むことについて、学校現場での指導と啓発が強く求められている。
今回作成した活用ガイドは、上記の緊急対応で求められている指導内容に対し、「GIGAワークブック」のどの単元が活用できるかをA4一枚で一覧にしたもの。「GIGAワークブック」には、「動画撮影・共有のリスク」「誹謗中傷」「法的な責任」など、今回の緊急対応で焦点となっているテーマを扱う単元が体系的に網羅されている。
2025年度3学期中の指導や緊急の確認が求められる中、同ガイドを参照することで、学年や発達段階に応じた適切な授業をすぐに実施できる。
活用ガイドでは、以下の単元を中心に、SNS上のトラブルや法的責任について考えさせる授業案を案内している。
ビギナー(低学年向け)では、勝手に写真や動画を撮ること・公開することの是非(「勝手に撮ってよいのかな」「勝手に写真をとられたら」)、言葉の受け取り方の違い(「これって悪口?」)を扱う。
スタンダード(中学年・高学年向け)では、動画投稿の影響を考える(「その動画は本当に『おもしろい』の?」)、感情のコントロールと共有(「イライラする気持ちをどこで共有する?」)、情報の拡散とプライバシー(「間違った情報を公開してしまうと」「聞かれて・見られていやなプライバシーは?」)を学ぶ。
アドバンスト(中学生・高校生向け)では、SNS発信のリスクと法的責任(「SNSによる情報発信のリスク」「どこからが誹謗中傷かな?」)、批判と非難の違い、チャットでのトラブル対応(「批判と非難はどう違う?」「チャットの悪口,どう止める?」)を取り上げる。
各教育委員会、学校関係者は、同ガイドを活用し、児童生徒が安心して過ごせる環境づくりに役立てることができる。LINEみらい財団は、今後も次世代を担う子供たちの健全なICT活用を支援するため、教育機関や企業との連携を通じ、安心してICTを活用できる学習環境づくりに取り組むとしている。







