旺文社教育情報センターは2025年11月12日、「2027年新設予定の大学(認可申請中/2026年8月末認可予定)」をWebサイトに掲載した。認可申請を行ったのは、太田医療科学大、バリアフリー教養大、中央医療大、博多大の4校。
「2027年新設予定の大学(認可申請中/2026年8月末認可予定)」は、2027年度新設の認可申請があった大学について、文部科学省が公表した情報などをもとに旺文社がまとめたもの。なお、記載内容は認可申請段階のものであり、今後変更があり得る。
2027年新設に向けて認可申請を行ったのは大学4校。太田医療科学大は健康科学部リハビリテーション学科(理学療法学専攻・作業療法学専攻)、バリアフリー教養大はリベラルアーツ学部リベラルアーツ学科(通信教育課程)、中央医療大は医療科学学部診療放射線学科、博多大はデータサイエンス学部データサイエンス学科を認可申請した。
バリアフリー教養大と博多大は、2023年から申請と取り下げが続いており、今回で3回目の申請となる。太田医療科学大も2024年に申請、後に取り下げ、あらためての申請となる。なお博多大は、デジタルやグリーンなど成長分野の人材育成を国が助成金で後押しする「大学・高専機能強化支援事業」で選定されている大学でもある。
近年の大学・短大の設置認可申請数と新設校数の推移をみると、大学はほぼ毎年申請があり、概ね認可されてきているが、2025年・2026年は新設に至らないケースが一定数続いている。専門職大学・短大は2019年に、55年ぶりの新しい高等教育機関としてスタートしたものの、専門職大学は3年連続、専門職短大は6年連続申請されていない。
大学の新設が続く一方で、2017年から2026年の10年間で募集を停止した学校は、旺文社の調べによると、大学9校、専門職大学1校(その年からの募集停止。統合、設置者変更は除く)。うち7校が、2024年以降となっている(2024年2校、2025年3校、2026年2校)。 短大は2026年に8年ぶりに新設されるが、募集停止の動きはより大きく、2017年以降の10年間の募集停止は92校。直近2年で46校を数える(2025年、2026年ともに23校)という。








