愛知県は2025年11月4日、DXやAIなどの成長分野で即戦力となる「高度なものづくり人材」の育成を目的に、県立の高等専門学校を新設する方針を明らかにした。愛知総合工科高等学校校地内に併設予定で、文部科学省へ認可を申請し、最短で2029年4月開校を目指す。
高等専門学校は実践的・創造的技術者を養成することを目的とした5年一貫の高等教育機関で、全国に国公私立あわせて58校がある。中学校卒業後に入学でき、卒業時には「準学士」の称号が授与される。卒業後は、大学への編入も可能で、また産業界からの評価も高く、就職率・求人倍率共に高水準にある。
新設される愛知県立高等専門学校は、1学年1学級40人、全5学年で200人の定員を予定。学科・複数コース制を導入する方針で、学科名やコース構成などの詳細は今後検討される。愛知総合工科高等学校校地内に併設予定で、教室や実習施設は同校の既存設備を活用し、新たな校舎の建設は最小限にとどめるという。
開校時期は現在未定だが、文部科学省へ設置認可を申請し、早ければ2029年4月に開校する予定としている
愛知県内の高専は現在、国立の豊田工業高等専門学校(豊田市)があり、県立高専としては今回が初めての設置となる。
◆愛知県立高等専門学校の概要
設置運営主体:愛知県公立大学法人
設置場所:愛知総合工科高等学校校地内 (名古屋市千種区星が丘山手107)
定員規模:1学年1学級40名(5学年で200名)
学科・コース:1学科・複数コースを設置予定(学科名、コース名、コース数など今後検討)
開校時期:未定(最短で2029年4月開校)









