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京都大とNTT西がIOWN技術で連携、地域貢献へ

 2025年10月15日、京都大学とNTT西日本は、相互の知見と資源を活用し、地域社会の発展や学術・技術の振興への寄与を目指して、MoU(Memorandum of Understanding、覚書)を締結した。京都大学の引原隆士理事・副学長とNTT西日本の桂一詞副社長が、京都市内の京都大学で署名を交わした。

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京都大学の引原隆士理事・副学長(左)とNTT西日本の桂一詞副社長(右)
  • 京都大学の引原隆士理事・副学長(左)とNTT西日本の桂一詞副社長(右)

 2025年10月15日、京都大学とNTT西日本は、相互の知見と資源を活用し、地域社会の発展や学術・技術の振興への寄与を目指して、MoU(Memorandum of Understanding、覚書)を締結した。京都大学の引原隆士理事・副学長とNTT西日本の桂一詞副社長が、京都市内の京都大学で署名を交わした。

 データ社会の進展に伴い、データ駆動型研究はさまざまな分野で重要性が高まっている。大学には先端研究の推進が、企業には持続的成長への貢献が求められている。京都大学は多様な学術領域で世界を先導する知見を蓄積し、研究開発や人材育成に取り組んできた。一方、NTT西日本はICTインフラを強みとし、デジタル技術を活用した新たな価値創造に挑戦している。

 この背景のもと、両者は教育・研究・人材育成・地域貢献・技術開発などの協力関係を築き、包括的な連携を推進する。同覚書を通じて、キャンパスプラットフォーム構想の実現に向けたIOWN(Innovative Optical and Wireless Network)技術の実装、研究者の育成、知的財産管理などの取組みを強化する。

 具体的には、京都大学のキャンパスプラットフォーム構想の実現を目指し、NTTのIOWN技術を活用した新たな協創基盤の創出、教育・学術分野への応用および地域社会への展開、社会課題解決に資する実証プロジェクトと共同研究の推進を図る。

 今後、京都大学とNTT西日本は、これまで以上に連携強化した検討・取組を一体となって実施することで、地域社会の発展および学術・技術の振興への寄与による新たな価値創造に努めていくという。

《風巻塔子》

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