教育業界ニュース

大阪府教員採用、志願倍率3.3倍…大3生等選考は約1.7倍に増

 大阪府教育委員会は2025年6月6日、2026年度(令和8年度)大阪府公立学校教員採用選考テストの志願状況について公表した。志願者数は、前年度比314人増の5,994人、志願倍率は3.3倍。新設2年目となる大学3年生等対象の選考には、前年度比約1.7倍となる1,132人の応募があった。

教育行政 教育委員会
令和8年度 大阪府公立学校教員採用選考テスト 志願者状況
  • 令和8年度 大阪府公立学校教員採用選考テスト 志願者状況
  • 令和8年度 大阪府豊能地区公立学校教員採用選考テスト 志願者数(確定値)

 大阪府教育委員会は2025年6月6日、2026年度(令和8年度)大阪府公立学校教員採用選考テストの志願状況について公表した。志願者数は、前年度比314人増の5,994人、志願倍率は3.3倍。新設2年目となる大学3年生等対象の選考には、前年度比約1.7倍となる1,132人の応募があった。

 2026年度大阪府公立学校教員採用選考テストは、3月7日から4月18日まで出願を受け付けた。志願者数は5,994人で、前年度より314人増加したものの、採用予定数が前年度比580人増の1,810人と大幅に増えているため、志願倍率は前年度比1.3ポイント減の3.3倍となった。

 校種別・職種別の志願者数は、小学校1,549人(前年度比118人増)、小中いきいき連携63人(同10人減)、中学校1,617人(同97人増)、高等学校1,554人(同21人増)、養護教諭505人(同21人増)、栄養教諭91人(同7人減)。支援学校は幼稚部・小学部共通および小学部が262人(同3人減)、中学部が200人(同51人増)、高等部が153人(同28人増)。

 志願倍率は、小学校・小中いきいき連携2.3倍(前年度比1.0ポイント減)、中学校2.7倍(同2.4ポイント減)、高等学校6.2倍(同0.5ポイント減)、養護教諭16.8倍(同4.7ポイント増)、栄養教諭9.1倍(同0.7ポイント減)。支援学校は幼稚部・小学部共通および小学部が2.9倍(同増減なし)、中学部が2.9倍(同0.4ポイント増)、高等部が2.6倍(同0.1ポイント増)。一部志願者減となったものもあるが、おおむね前年度と比べ、志願者数は増加しており、採用予定数の増加が後押ししている状況が伺える。

 このほか、2025年度に新設した大学3年生等を対象とした選考には1,132人が応募。前年度の668人から約1.7倍と大きく志願者数を増やした。なお、前年度に1次選考(筆答テスト)受験し、選考を通過した者は、2026年度の1次試験の免除者として受験することとなる。

 今後、2026年度大阪府公立学校教員採用選考テストは、1次選考(筆答テスト)を6月14日に実施、結果を6月27日に発表予定。2次選考は、筆答テスト(教科等専門)を8月9日に、実技テストを8月9日・20日・24日に実施(教科等により実施日が異なる)。個人面接および模擬授業による面接テストは7月上旬から9月上旬の期間の指定された1日で行う。結果は9月26日に発表予定。

 また、大阪府とは別で独自に試験を実施する豊能地区3市2町(豊中市、池田市、箕面市、豊能町、能勢町)による教員採用選考には、採用予定者数約90人に対し、計598人が志願。志願倍率は6.6倍で、前年度より1.9ポイント増加した。大学3年生等を対象とした選考には前年度より14人多い、48人から応募があった。

 豊能地区3市2町では、1次選考の筆答テストを6月14日、面接テストを6月21日~7月1日のうち指定された1日で実施し、結果を7月22日発表予定。2次選考は、筆答テストを8月9日、実技テストを8月2日・4日・9日・24日に実施(教科等により実施日が異なる)、面接を8月16日~23日のうち指定された1日で行う。結果は9月26日に発表予定。

《畑山望》

この記事はいかがでしたか?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top