GMOメディアが運営するプログラミング教育ポータルサイト「コエテコ byGMO」は2025年6月16日から18日、プログラミング教育の展示会「コエテコEXPO 2025」を開催する。有名大学の准教授やマインクラフト教育の専門家、民間企業のプログラミング教育関係者が登壇し、最新情報や課題解決に役立つノウハウを提供予定で、3日間で1,000名以上の参加が見込まれている。
「コエテコEXPO」は、子供たちに優れたプログラミング教育を提供することを目的に継続的に開催されており、今回で5回目を迎える。初日と2日目はZoomウェビナーを通じてオンラインで実施され、情報教育の最前線に立つ有識者たちによる基調講演が行われる。さらに、大手プログラミングスクールの専門家たちが、プログラミング教育の現状について語るなど、多彩なコンテンツが用意されている。
最終日には、GMO Yours・フクラスで「コエテコEXPOプレミアムセミナー&懇親会」が開催される。業界関係者が一堂に会し、プレミアムセミナーで得られる情報に加え、リアル開催ならではのコミュニケーションを通じて、ここでしか得られない情報交換の機会を提供する。
「コエテコ byGMO」は2017年11月にサービスを開始したプログラミング教育ポータルサイトで、プログラミングを習いたい子供や保護者に対して質の高い情報を提供している。プログラミング教室の掲載数の拡大や情報の充実、比較検討しやすいコンテンツ作りに努めてきた。また、プログラミング教育の関係者に向けたセミナーも開催し、ユーザー・事業者双方に対する情報発信を通じてプログラミング業界の発展に寄与している。
子供向けプログラミング教育市場は、小学校での必修化決定を契機に拡大を続けている。2019年に文部科学省が「GIGAスクール構想」を開始したことや、2025年度より大学入学共通テストにおいて「情報I」が科目として採用されたことを背景に、プログラミング市場への需要もさらに高まり、2030年までには1,000億円を超える規模にまで拡大すると予想されている。
一方で、プログラミング教育の教育的価値については再評価が求められている。教育現場ではカリキュラムの整備が進む一方で、内容のばらつきや成果を測る指標の不明確さが課題とされている。このため、生徒が問題解決能力をどのように発展させたか、論理的思考力や創造性をどの程度高めたか、定量的に測定するのが難しい状況にある。今後、民間教育サービスとして教育的価値の向上を図り、さらなる発展を目指すためにも、業界全体での取組みが求められている。
「コエテコEXPO 2025」の開催を通じて、教育の質を高め、子供たちの学習体験を豊かにするために、プログラミング教育業界をさらに盛り上げていくことが期待されている。
◆コエテコEXPO 2025
日程:2025年6月16日(月)~18日(水)
会場:オンライン(Zoom)、GMO Yours・フクラス
対象:プログラミングスクール運営者、民間教育関係者、生成AIを含むテーマや教育に関心のある人