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情報処理学会、小中高の教員支援プログラム開始

 情報処理学会は、2025年度より5年間にわたり「小中高校教員支援プログラム」を実施する。前年までの会費割引キャンペーンをあらため、初等中等教育関係者向けの支援プログラムとして情報共有や意見交換の場を拡充する。

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小中高校教員支援プログラム
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 情報処理学会は、2025年度より5年間にわたり「小中高校教員支援プログラム」を実施する。大学入学共通テストに「情報」が出題され、国立大学では原則「情報」を課すことが決定したことを受け、前年までの会費割引キャンペーンをあらため、初等中等教育関係者向けの支援プログラムとして情報共有や意見交換の場を拡充する。

 このプログラムの目的は、情報教育の重要性が増す中で、教員が最新の情報を得て、教育現場での指導に生かすことを支援することである。情報処理学会は、教員が情報教育に関する知識を深め、教育の質を向上させるための場を提供することを目指している。

 支援プログラムの内容は、入会金2,000円の免除と、会費1万800円が半額の5,400円に割引されることが含まれる。会員サービス内容は正会員と同じで、無料で会誌「情報処理」を読むことができるほか、電子図書館を利用して論文を会員価格で読むことができる。また、論文誌ジャーナルや総合デジタルライブラリを年間購読できるほか、研究会に会員価格で登録し、登録した研究会の論文を読むことが可能である。

 さらに、同会イベントに会員価格で参加でき、同会発行図書を会員価格で購入することができる。関連する5学会(電気・電子情報通信・照明・映像情報メディア・情報処理)の入会金免除や会員価格適用も受けられる。また、個人会員優待サービスとして、WKXやホテル、レンタカー、パック旅行などが利用できる。

 申請期間は4月1日から11月30日までで、毎年度申請が必要。対象者は小中高校(相当する教育機関を含む)の教職員(現職)で、必須項目の登録や在職証明書の提出、活動報告・要望等の提出が条件となる。

 詳しい情報は、情報処理学会のWebサイトから確認できる。問合せは、情報処理学会会員サービス部門まで。

《吹野准》

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