駒沢女子短期大学(東京都稲城市)と東京都立若葉総合高等学校(東京都稲城市)は、高大連携協定を締結し、2025年2月14日に調印式を執り行った。今後は協定に基づき、模擬授業、研究室訪問、探究活動での連携や、社会貢献活動、課外活動における交流、教育についての情報交換および交流を推進していく。
若葉総合高校から駒沢女子短期大学へは、稲城市内の近隣校として、保育者を目指す生徒の多くの進学実績がある。こうした現状を踏まえ、駒沢女子短期大学では、保育・教育・福祉に関心をもつ高校生に対し、高等教育機関ならではの専門領域を生かした連携の可能性を模索してきた。
その過程で2023年12月から協議を重ね、2024年6月には同校の高校3年生を対象に、必修科目である「学びの探究活動・マイプロジェクト」の一環として、保育科の各専門領域の教員による個別学習の機会を提供した。このたび、両校は高大連携協定を締結し、協定内容の詳細および調印式の概要が明らかになった。
協定内容は、(1)模擬授業、研究室訪問および探究活動の連携、(2)社会貢献活動、課外活動における交流、(3)教育についての情報交換および交流、(4)その他、双方が協議し同意した事項である。これらの取組みを通じて、今後も学びの機会を継続的に連携し、稲城市内における地域連携をさらに深めていくことを目指している。
調印式は、2025年2月14日午後1時30分から駒沢女子短期大学で行われた。出席者は、駒沢女子短期大学からは学長の臼井実稲子氏をはじめ、戦略企画室室長の弥久保宏氏、保育科科長の猪熊弘子氏、保育科教授の古屋真氏、保育科准教授の上出香波氏などが参加した。若葉総合高校からは校長の山室俊浩氏、進路指導主任教諭の川上靖雄氏、進路指導部進学担当教諭の高橋由衣氏が出席した。
この協定により、駒沢女子短期大学と若葉総合高校は、地域に根ざした教育の発展に寄与することを目指し、連携を強化していく方針である。両校の協力により、地域の教育環境がさらに充実し、子供たちにとってより良い学びの場が提供されることが期待される。